このエントリーをはてなブックマークに追加

「少しずつ慣れてきた」大ベテランが本領発揮 李知姫が“日本24勝目”へ【コメント集】

<山陰ご縁むす美レディース 2日目◇1日◇大山平原ゴルフクラブ(鳥取県)◇6500ヤード・パー72>日本での生涯獲得賞金は、ツアー歴代4位の12億4770万円。百戦錬磨の大ベテラン・李知姫(韓国)はいま、慣れ親しんだレギュラーツアーではなく、下部のステップ・アップ・ツアーを主戦場にしている。

とにかく明るい竹内美雪【写真】

2019年での通算23勝目を最後に、成績は下降線をたどった。昨季はついに自身初のシード喪失という憂き目に会い、QTも63位と振るわず。今年2月に44歳を迎えた。様々な可能性を模索した結果、戦う場所を下部ツアーに求めた。今季はステップに4試合出場し、2度の予選落ち。最高位は15位と決して結果は出ていない。だが、ようやく“水”に慣れてきたのか。今大会の2日目には終盤にチャージをかけて「69」。トータル5アンダー・首位タイとステップ初優勝へ絶好の位置につけた。「これまでJLPGAツアーではキャディさんに頼り過ぎていたと感じました。ステップは一人でやらなければいけないことが多いですし、考えることもたくさんあります。大変だけど、少しずつ慣れてきました」これまで日本ツアー23勝を挙げてきた実力者が、ついに本領発揮か。「久しぶりの最終日最終組なので楽しみ。長い間優勝できていないので、本当に優勝したいです」。“24勝目”はすぐそこだ。【上位勢のコメント集】■前田陽子(-5:首位タイ)「最後の18番は、セカンド190ヤードを7番ウッドで打ちました。奥3メートルのバーディパットが入りました。本当にラッキーでしたね。緊張したし、朝からしんどいゴルフばかりだったので、一日よく頑張れたなと思います。ステップで最終日最終組は初めてなので、失敗しようが、成功しようが、いい経験ができそうです。優勝したいけど、自分で自分を追い込まずに。まずは自分らしいゴルフができればいいかなと思います」■沖せいら(-5:首位タイ)「後半に入ってから逆球が出たり、ショットに悩みが出たけど、チャンスでしっかり決めきれたので良かった。ピンポジションが難しかったけど、上手くマネジメントもできたと思います。優勝争いしているときに大切なことは、パットでしっかりカップをオーバーさせることだと思っています。レベルアップした姿を見せられるように、最終日もビッグスコアをだして、優勝を目指します」■ウー・チャイェン(-4:4位)「パー5で、1イーグル・2バーディを獲れました。4アンダーを目標にしていたので、スコアには満足しています。きのうより強めのタッチを意識したので、きょうはパットが決まってくれました。私はプレーしているときは、うれしいときでも、笑ったり、喜んだりしないように常に心掛けています。フラットに冷静にプレーすることが大切だと思っているからです。あしたのカギは攻めのパットができるかどうか。優勝目指して頑張ります」■小林夢果(E:15位タイ)「パッティングが打ち切れずにショートしてばかりだったので、ストレスの溜まるゴルフでした。このコースのパー5は私の中で全部パー4だと思っているので、最終日は全てのパー5でバーディを獲って、絶対アンダーパーで回りたい。(2日目は誕生日だったが?)まだ20歳になった実感はないです。これからは、飛ばすだけではなく、セカンドショットでしっかりピンをさしていけるプレーヤーになっていきたい。今のまま明るく元気に頑張っていきます」

<ゴルフ情報ALBA Net>