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2発のチップ・インでバーディ&イーグル奪取 渋野日向子は5アンダー好発進に「すごくラッキーな1日」

<ポートランドクラシック 初日◇8月31日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>3日目を終え首位と1打差の4位タイにつけながら、最終日に「76」を叩く悔しい幕切れから1年。渋野日向子が、ポートランドの地で今年も相性のよさを見せつけた。初日は1イーグル・3バーディで、ボギーはなし。首位と4打差の5アンダーというスコアでホールアウトを迎えた。ラウンド後に応じたWOWOWのインタビューでは「チップインが2回あったしすごくラッキーな1日。ショットも全体的に悪くない。よかった」と一日を振り返る。

好発進!渋野日向子のラウンド後インタビューが現地から届きました!【動画】

雨中のスタート。4番でチップ・イン・バーディを決め流れを引き寄せると、さらに大きな見せ場を7番パー5で作る。ピンまで225ヤードのセカンドで3番ウッドを振り抜きグリーン手前まで運ぶと、ここでもその後のアプローチを直接決めた。このチップ・イン・イーグルは、「すごくうれしかった」と笑顔もこぼれる。10番でバーディを1つ上積みした後は、パーを並べるガマンの時間も過ごした。「微妙なパーパットが残ったりしましたし、シビアなものも多かった」。ただそのなかでもパーをセーブし続けていくと、最終18番でもご褒美を手にすることになる。12メートルほど残ったバーディパットをねじ込む。これには本人も驚いたような表情だ。あすにもつながる大きなバーディを奪い、この時点で7位タイにつけてグリーンを降りた。先週のカナダでの試合ではアプローチに苦戦し、4日間戦ったものの50位で終えていた。ただラウンド後には、きっちりグリーン周りを確認。すると最後の1プレーをチップインで締めくくった。そして、その効果がさらにあらわれたような一日が、今週訪れた。「しっかり練習もしていた。難しいライも多いし、雨が降って余計だったけど、いろいろ考えながらやって、チップインにつながってすごくよかった」。バーディに結び付けた10番など、ショットでも何度もチャンスを演出した。「外したのは悔しかったけど、切り替えて、またチャンスにつけられていた。5〜6メートルくらいだけど、そこにつけられていたのはよかったですね」。ここはそのまま安定感にもつながってくる。「微妙なのも多かったけどしっかり打ち切れていた。最後までボギーなくできてよかった。あしたは晴れてくれるかなと思う。しっかり伸ばせるところは伸ばせるように頑張りたい」。昨年の悔しさを晴らすため、まずは上位に踏みとどまったまま最終日を迎えたい。

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