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古江彩佳は“思い出の地”連戦 不振脱却、昨年のリベンジ、そして国内戦へ「自分を取り戻したい」

<ポートランドクラシック 事前情報◇29日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>昨年大会は優勝争いのすえに3位タイ。首位タイからでた最終日に逆転を許したポートランドの地で、古江彩佳が1年越しのリベンジに挑む。「イメージはいいと思う」というコースで火曜日から18ホールを回り、今年のコース状況をじっくりと見て回った。

開幕直前!古江彩佳のインタビュー動画が現地から届きました!

米国女子ツアー2勝目を目指してスタートした昨年のファイナルラウンド。途中連続ボギーで後退したが、10番で会心のイーグルを奪った。その後も粘ったが2打及ばずに涙をのむことに。いい思い出も悔しい思い出も詰まった大会は、今年リベンジの舞台となる。「去年のことも思い出しながら回ったり、10番でイーグルを獲ったなとか」。優勝争いでのプレーがよみがえるが、敗戦の記憶も鮮明に残っている。月曜日にカナダからポートランド入り。今週は浮上のきっかけをつかみにかかる。ここ数試合の不調は「打ち切れていない」と、ティショットで左へミスしたり、パッティングでショートしたりと思い切りの良さが影を潜めた。「しっかり打ち切りたい」と練習ラウンド後も一つ一つのショット練習、パット練習を繰り返し、最後は粘っこいラフからのアプローチも交えて最終調整に入っている。今週が終われば一度帰国し、「ちょっと余裕をもって」と、1週間空いて国内ツアーの「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に出場。プロ転向後、初優勝を飾った、こちらも古江にとっては思い出の地の一つ。「しっかり練習して臨みたい」と、今週の結果で自信を取り戻して帰国の途につきたいところだ。「いいゴルフをもう1回、日本に帰る前にしっかりできるように。自分自身を取り戻したいです」。昨年トータル17アンダーと連日の60台でスコアを伸ばし続けたコースで、毎週のようにV争いを展開した5月、6月の勢いを取り戻す構え。終盤戦に向かう前に、ここで調子を取り戻し、強い自分を取り戻す。(文・高桑均)

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