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“史上初”の全米女子OP双子同時出場 岩井明愛&千怜は21歳初戦へ「全てにおいて楽しむ!」

<全米女子オープン 事前情報◇5日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>今季の日本ツアーをけん引しているツインズが、いよいよ世界一決定戦へと挑む。岩井明愛と千怜の姉妹は、海外メジャー初出場。今年で78回目を迎える歴史ある大会ながら双子の同時出場は“史上初”で、大会を主催する全米ゴルフ協会(USGA)もその存在に注目している。

出場選手たちの開幕前インタビュー動画が現地から続々届いています!

そんななか、開幕前日の7月5日には21歳の誕生日を迎えた。「あまり実感がない」とそろって笑うが、二十歳最後の夜はチームでご飯を食べて「祝ってもらった」という。バースデーケーキこそなかったものの、「プレゼントをもらいました。海外っぽいお菓子。日本にはなさそう」(明愛)と、ギフトボックスのような箱に入っている「豪華な映える感じ」なお菓子の詰め合わせをゲット。これから毎日少しずつ、米国の味を楽しんでいくつもりだ。先週は国内ツアーに出場し、そのまま日曜日に移動して現地入り。月曜日から3日間で2ラウンドの練習を行った。第一印象からペブルビーチGLの印象は変わらず、ねちっこくて重いラフがカギ。「そこは変わりなくて、あとはその日の風や気分次第で(クラブを)振っていけるか、という問題になりそう」(千怜)と警戒心を強める。強行スケジュールで18ホールを回った月曜日には、ホールアウト後にもアプローチ練習に時間を割いた。21歳初戦が、自身初の海外メジャーとなる。「特になにも変わらないですね」と心境に変化はない21歳の初日になりそうだが、「全てにおいて楽しむ!」(明愛)とここからさらに1年を充実させていく。「もっと歴史を作りたい。(ふたりで一緒に)プレーオフもあったけど、もっとすごいことをしたい」(千怜)。“史上初”に名を刻んだツインズは、さらなる快挙を成し遂げるつもりだ。(文・笠井あかり)

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