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古江彩佳、激戦翌日は“爆睡” マッチは敗戦もトップ5が4回の序盤戦を振り返り「上出来」

<ミズホ・アメリカズオープン 事前情報◇30日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー71>先週、2年連続の準優勝に終わった古江彩佳は、激戦のマッチプレーを終えてネバダ州ラスベガスから大陸を横断。東海岸のニューヨークに到着したのは月曜日の朝だった。「爆睡しました」と、その日は4時間の昼寝で、なんとか疲労回復に努めた。

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それでも「まだ残っています」と疲れは完全に抜けきっていない。タフな古江でもさすがに丸1日をオフに充てたが、火曜日の朝からはいつも通り練習に励んだ。午前8時から1番をスタートし、18ホールをラウンド。「昨日できなかったから」と全ホールを入念にチェックした。昨年大会に続き決勝戦に残り、惜しくも惜敗したマッチプレー。「普通の試合よりは疲れも残る。でも去年も経験しているので」と、5日間で7ラウンドをこなしたその後の対処はわかっている。昨年はすぐさま「全米女子オープン」に移動し月曜日から稼働したが、今年はいちど体を休め、新規大会に臨むことになる。現在のポイントランキングは6位で、トップ5は4回。「今のところ上出来かなと思います。トップ10の回数も多いほうかなと思います」と、優勝争いに絡む試合も昨年の春先と比べれば格段に増えた。ここまでの結果については、マッチプレーを含め、自己評価も高い。マッチプレーはひとホールごとの勝負だが、今週はいつも通りのストローク戦。ただ特に戦い方は変えないと話す。この日の練習ラウンドでは、毎度おなじみのコースチェックを行い「ハイブリッドで転がしたり、キックを使ったり、いろんなショットが試される」とグリーン周りの傾斜も確認。アンジュレーションの大きいグリーン上ではメモを片手に傾斜や芝目を読んだ。マンハッタンの対岸に位置するコースで、ハドソン川の河口付近は強い風が名物の一つ。「風に注意しながら、しっかりフェアウェイにおいて、マネジメントを考えながらラウンドしたい」。マッチプレーの悔しさを晴らすべく、残り1日で回復、そして万全の状態に仕上げていく。(文・高桑均)

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