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＜Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament　最終日◇8日◇琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・琵琶湖コース（滋賀県）◇6408ヤード・パー72＞前日の雨でグリーンなどは柔らかくなったものの、この日は強風が吹き多くの選手がスコアを崩す結果に。その状況の中でプロ4年目の飛ばし屋・河野杏奈が3アンダーをマーク。トータル2アンダー・2位タイでフィニッシュした。なお、この日のラウンドでアンダーをマークしたのは、河野の他は優勝した北村響と高橋恵の3人のみだった。

昨年は西郷真央の優勝キャディになりました【写真】

河野はここまで結果を出せずに苦しんできたが、「去年もショットが悪くて…。もうみんなから『振り切っちゃえば？』と言われて」。この大会では思いっきり振り切ることを意識し、この日はほぼ曲がらなかったという。「ビビっちゃっていたんでしょうね。曲がるのが怖くて振り切れてなかった」。自分の恐怖心に打ち勝ち、難コース・琵琶湖CCでこの日のベストスコアをマークした。平均飛距離250〜260ヤードの飛ばし屋。ただ、練習ラウンドではその距離が出せるが、昨年までは試合になると飛距離が20ヤード落ちることもざらにあった。怖がらずに振り切るだけで、飛んで曲がらず、しかもこの日は「アイアンもピンにつくし、パターも入りました」とすべてがかみ合った。琵琶湖CCでこのスコアは「本当に自信になりました。今年の目標はステップでの初優勝。来週はいいイメージを持って臨めます」と次につながる好結果となった。河野は飛距離も魅力だが、フェアウェイウッド、UT、アイアンは『ロマロ』、ウェッジはジャンボ尾崎から全幅の信頼を置かれたクラブ設計家・増田雄二氏が立ち上げた『マスダゴルフ』と“ツウ好み”のクラブを使う個性派。これからも自分の恐怖心に負けずに振り切れれば、初優勝を挙げる日はそう遠くないかもしれない。

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