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「勝因の7割は新しいプロトタイプのアイアン」 今平周吾を開幕戦Vに導いたヤマハの“新兵器”【勝者のギア】

<東建ホームメイトカップ 最終日◇2日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71> 勝負のサンデーバックナインで驚異の6バーディ。2018、19年の賞金王・今平周吾が鮮やかな逆転で開幕Vをはたした。2打差の4位タイからスタートした今平は8バーディ・ボギーなしの「63」でトータル20アンダーに到達。2位の星野陸也に2打差をつけて今季初優勝、通算8勝目を挙げた。

こちらが今平絶賛のヤマハのニュードライバー!【画像】

初日に「64」発進した際、「アイアンを替えたのが良かった」と前日に投入したばかりのプロトタイプへのクラブ変更を好調の勝因に挙げた今平。昨年使ったものは7番のロフト34度だが、1度立たせて「グースが付いてつかまりがよくやさしい」ものにした。ヤマハ契約プロが多く使う『RMXツアーモデル』は歴代“藤田寛之好み”なシャープな顔つきが特徴。いわゆるトウが高くてヒールが低い三角顔だが、この部分に変更を加えていた。今平は、その詳細、そして使用感をこう語る。 「元々の形状が、アイアンの先の部分がちょっと高い設計だったけどそれを少し下げてもらって、被っている顔が嫌いなので少し開き気味じゃないけど、ストレート気味でグースがある顔にしてもらった。前のアイアンも悪くないんですけど、新しい方がちょっと飛ぶんです。ロフトは立っていますが、前に使ったものと同じ高さが出て5ヤードくらい飛んでるし、ハーフショットでも距離がいってくれる。打感もめっちゃいいです。操作性もいいですね、進化した感じでよりよくなった。スイートスポットも広めな感じがします」 また、2017年の契約時から16年モデルの『RMX116』ドライバーを使用し続けて計7勝していたが、今大会で初めて別のプロトタイプドライバーで勝利。この新しい相棒についてもこう話す。 「ドライバーもオフに試してフィーリングがよかったのでそのまま使いました。まだプロトタイプですね。飛距離も伸びて方向性もよくなった。替えるのはほんと久々。サイズ感も(以前のエース)116くらいでちょっと小ぶりですけど、その方がスパッと振り抜けるのがいい。ロースピン系で高さを出せば飛んでくれます。ロフトは9.5度で風にも強いし、打感もやわらかくなってフェースに乗ってる時間が長くて球筋をコントロールしやすい」 長年愛用してきたクラブを替えての即勝利に、ヤマハの担当者も驚く。「シャフトはそのままで、ドライバーもアイアンもヘッド変更ですが、かなり大きな変化だったのでまさかいきなり勝つとは……。勝因の7割が新しいプロトタイプアイアンだと聞いていて、藤田寛之プロも“今まで使ったヤマハのアイアンで一番いい”と高評価をもらっています」と話していた。 【今平周吾の優勝ギア】1W:ヤマハ RMX VDプロトタイプ (9.5°、ツアーAD TP-6X、44.5インチ)3W:コブラ LTDx(15°、ツアーAD PT-7X)5W:テーラーメイド M5 (19°、ツアーAD TP-8X)3U:タイトリスト 910H (21°、ツアーAD DI HYBRID 95X)4I〜PW:ヤマハ RMX VD プロトタイプ (DGツアーイシュー)52°:タイトリスト ボーケイ SM9 (〃)60°:タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス (〃)PT:オデッセイ ストロークラボ TENBALL:タイトリスト プロ V1x 

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