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米ツアールーキーふたりが受けた2週連続の“洗礼” 西村優菜は後半耐えるも「ギリギリという感じ…」

<DIOインプラントLAオープン 初日◇30日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>今季から米ツアーメンバー入りを果たして“ルーキー”として参戦している勝みなみと西村優菜。先週大会の2日目に続き、今大会初日は勝が最終組、西村がその一組前のペアリングとなり、“日没”や“寒さ”との戦いをも強いられるタフな一日を過ごした。

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早朝の雨の影響によりスタート時間が遅れるなか、西村は午後2時5分にティオフ。出だしをバーディで滑り出したが、「自分のショットを打てたのは最初のホールだけ。ショットが本当にボロボロで、どう修正したらいいかもわからず…」とそこから4つのボギーを喫して前半を折り返した。それでも後半はアプローチとバンカーショットでなんとか耐えた。「ギリギリという感じ…」と振り返るが、カットラインに1打ビハインドとしている位置から巻き返しを狙う。あすは午前のスタート。「本当に予選を通らないといけない。調整はできないけれど、あしたの朝自分のフィーリングを確かめて、できる限りきょうよりいいショットを打てるようにしたい」と気持ちを切り替える。そして勝はまたしても“暗闇”のなかホールアウト。最終18番のグリーン脇には、投光器が点けられていたほどだ。「もう仕方がない。とりあえず集中して頑張った」とイーブンで18ホールを回り切った。16番パー5では3パットのボギーを喫したが、この日奪った2つのバーディはともにパー5でのもの。「無理して狙いにいかなかったり、マネジメントはキャディさんと相談してやりました。パッティングも割と簡単なラインについてくれたので、バーディが2つ来たのかな」と手応えは控えめだが、選手らが苦戦するポアナ芝はあまり問題なかった様子。「ポアナの経験はないけれど、気にしないでやれました」と、昨季日本ツアーでパーオンホールの平均パット数1位に輝いた“巧者”は健気に話す。タフな状況のなかで2バーディ・2ボギーの「71」は30位タイの滑り出し。「もったいないパットもあったけど、その中で(パー)セーブも結構できていた。内容としてはいい日だったと思う。とりあえず今週も予選通過して頑張ります」と午前9時1分スタートの第2ラウンドを見据えた。(文・笠井あかり)

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