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バーディ締めで首位と2打差!畑岡奈紗が“連覇”へ好発進 「午後で伸ばせたのはよかった」

<DIOインプラントLAオープン 初日◇30日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>ディフェンディングチャンピオンが、連覇へ向け上々の滑り出しだ。畑岡奈紗は午後組でプレーした初日に「67」をマーク。4アンダーで首位と2打差の4位タイにつけた。「きょうはグリーンオンすることを意識してやっていた。カラーからのパッティングも多いなか、午後で伸ばせたのはよかった」。フェアウェイキープは14ホール中13回、パーオン数が18ホール中13回、パット数も28回とプレーがしっかりとかみ合った。

日本のエース 畑岡奈紗のスイングをスローで見てみた【動画】

2月末〜3月頭に行われたタイ、シンガポールでのアジア転戦を終え、先週から米本土に戻ってきた米国女子ツアー。しかし畑岡はそこを調整に費やし、中3週での試合出場となる。前年覇者といっても、コースは昨年のウィルシャーCCではなく、パロス・ベルデスGCに移転。「去年ハワイに行く前、ここでの試合(パロス・ベルデス選手権)に出るつもりで練習していた。結局その試合にはでなかったけど、今年は練習ができなかったので回っておいてよかったですね」と、一年前の予習が生きた。午前組から多くの選手が踏んできたグリーンはやはりコンディションの低下は避けられない。畑岡も「太陽が沈んできて、より(グリーンの)ボコボコが見えるので、目からの情報でうまくストロークできなかった」と終盤の16、17番では1メートルのバーディパット、パーパットを立て続けに外した。それでもキレのあるショットと、「硬さ、速さにはうまく合わせられた」と基本的にはグリーンへの対応もしっかりできたことが6バーディにつながった。最終18番は2メートルを沈めてのバーディフィニッシュ。「あれくらいの距離は入らなくても仕方ないと(割り切ることができた)。下りなので思いっきりも打てないし、自分の打ち出したいところに打って入らなかったら仕方ない」。あすは比較的コンディションも落ち着いている午前組でのプレーとあって、初日をいい形で締めくくれたことも大きな意味を持つ。オープンウィークは主に日本でパッティングの修正やアプローチ練習に時間を割いた。50ヤードほどの距離でスピンが効いたボールをピンにしっかり絡ませるなど、その成果も出た一日になった。「やっとアメリカ本土で始まる。今週は緊張していたというか、パッティング、グリーン上が特にイメージが湧かなかった。アプローチの距離感もだけど」。試合勘もしっかり取り戻し、大会連覇に突き進んでいきたい。

<ゴルフ情報ALBA Net>