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澁澤莉絵留が“第二の故郷”で目指す優勝 宮崎での下剋上Vに「希望がもらえた」

<ラシンク・ニンジニア/RKBレディース 事前情報◇27日◇ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県)◇ 6521ヤード・パー72>高校3年間を福岡県で過ごした澁澤莉絵留。「ここで勝ちたいという気持ちは大きい」と、“第二の故郷”での試合はやはり特別なものだ。

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群馬県出身ながら、「九州のほうが、関東よりも日が長い」という理由で福岡県にある沖学園高にゴルフ留学した。「地元ではないけど、応援してくれる人もたくさんいる。優勝できたらみんなも喜んでくれるので」。青春時代を思い出す地でもある。昨年からツアー通算4勝の青木瀬令奈を指導する大西翔太コーチに師事。最近は、「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」で乱れたショットへのアドバイスを求め、力感やダウンスイング時のヘッド位置などを修正。「今は安定しています。(クラブの)入り方もよくなったので距離も出るようになった。コントロールしやすいですね」と手ごたえを得ている。すでに今季1勝を挙げている青木にも相談する機会は多く、「小技がうまいので、そこを聞いたり、見ながらたくさん勉強させてもらってます」とエキスを注入してもらっている。ひとつ心配なのは「今まで痛めていたのが悪化した」という左手親指の痛み。原因を知るために念のため病院に向かったが、大事には至ってない様子。「(試合には)間に合わせます!」と意気込みは強い。「アプローチ、パターには影響ないので、あとはショットですね」。可能な限り回復することを願う。古江彩佳、西村優菜ら注目選手が多く集まる2000年度生まれのプラチナ世代のひとり。QT146位で主戦場はステップ・アップ・ツアーになるが、刺激になるできごとが起きた。それが先週見た山内日菜子のレギュラーツアー初優勝だ。「日菜子さんもQTが悪かった(181位)。希望がもらえました。諦めずにくじけずに頑張っていけば、あんな風に私も優勝できるかなって思えました」。ステップ・アップ・ツアーの出場すらままならなかったプロ8年目の先輩による“下剋上V”に感動した。「気持ちで負けないように、優勝を目指して頑張りたいです」。思い出がつまった地で、今後につながるプレーを見せたい。

<ゴルフ情報ALBA Net>