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比嘉一貴が獲りも獲ったり8バーディ! 名物ホールでバーディ奪取も「ラッキーでした」

<タイランド・クラシック 2日目◇17日◇アマタスプリングCC(タイ)◇7505ヤード・パー72>日本の賞金王が、タイで躍動している。今季から欧州ツアーを主戦場としている比嘉一貴は、2日目に8バーディ・ボギーなしの「64」を叩き出し3位タイまで急浮上。優勝の期待もかかる好位置で決勝ラウンド進出を決めた。

比嘉一貴のドライバースイングをコマ送りで

日本勢で唯一、午前組としてスタートした比嘉。10番でティオフを迎えると、11番でまず一つ目のバーディ。そして完全浮島グリーンの名物ホール、17番パー3では「ラッキーでした。あれは実はミスショット。あそこまで傾斜で寄っていってくれた」とトップ目にあたったティショットがグリーン右エッジからコロがり3メートルにピタリ。運も味方につけてスコアを伸ばすと、ここからバーディラッシュが始まる。続く18番もバーディとして、折り返した1番も獲って3連続。4番、5番と連続で伸ばすと、上がりの8番、9番を連続バーディ締め。獲りも獲ったり8バーディで、一気にリーダーボードを駆け上がった。「パッティングは短いのも長いのも入りましたし、そういうのでショットもいいリズムになった」とつかんだ流れを切らさなかった。パッティングの感覚は良好で、「ストロークに問題はないのを感じたので、ひたすら真っすぐ打つ練習」で調整。そしてチャンスを決めきることで、伸ばしあいにしっかりついていった。日曜日は強風になるという予報だけに、あすは優勝争いに向けてもできるだけ“貯金”をつくっておきたいところ。「あしたももう一回同じようなスコアが必要なのかな。できるだけ出せればいいなと思っています」。首位と3打差を追いかけるムービングデーに向けて、小さな巨人がもう一段階ギアを入れる。

<ゴルフ情報ALBA Net>