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「プロテスト合格に向けての課題は明確になった」と政田夢乃 2022年マイナビネクストヒロイン成績上位者に聞いた来季への意気込み

今季の最終戦が終了した「マイナビネクストヒロインツアー2022」。将来JLPGAツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むため場として、2019年に始まったツアーである。

若きネクストヒロイン 土佐ガールと道産子ガール【写真】

最終戦は今年のJLPGA最終プロテスト後に開催され、選手たちにはさまざまな想いがあった。マイナビネクストヒロインツアーの年間成績上位者に、来季の意気込みについて聞いてみた。

■和久井麻由(2022年マイナビポイントランキング1位を獲得)

「今年からマイナビネクストヒロインツアーに出場させていただいたのですが、初出場で優勝ができ、初出場した年にポイントランキング1位を取ることができて嬉しかったです。テレビ中継がある環境の中で行う試合は緊張感があって、メンタルを鍛える意味でも今後につながる経験になりました。ありがとうございます。私の課題は“子どもメンタル”からの脱却です。土壇場の場面で焦ってしまい、スイングテンポが乱れてしまうことがあるので、常に平常心でいられるように、来年は自分自身をひと味上げてプロテストに挑んでいきたいです」

■政田夢乃(マイナビポイントランキング2位、2022年全試合出場)

「会場がレギュラーツアーを開催しているゴルフ場のときもあり、ふだん回らないところで試合できたことが嬉しかったです。来年のプロテストに向けての課題も明確になりました。コースによってしっかり対応できるようになって、バーディを狙ったゴルフで常に60台が出せるプレーを目標に頑張ります。課題はアプローチ。来年に向けて強化していきます。プロテストのあとに、JGTO副会長の堀川未来夢さんと回らせていただいて、マネジメントについてお話を聞けてとても勉強になりました。今後の自分のゴルフに取り入れて行き、来年は合格できるように頑張ります」

■中野なゆ(マイナビポイントランキング3位)

「今年は第1戦で優勝することができて、うれしかったです。1年を振り返っての反省は、食べても太らない体質なのに練習が終わって帰ると、疲れしまって冷凍ご飯を食べるだけだったりしてひとり暮らしの負担がありました。ゴルフに専念することができなくて、右肩下がりの成績につながってしまった気がします。12月から高知から母親に出てきてもらい、家のことをやってもらって私はゴルフに専念できるようにとお願いしました。なので来シーズンはすごく成長できるといいなと思っていますし、来年こそはプロテストに絶対に受かりたいです」

■尾崎小梅(2022年全試合出場)

「シーズン前半戦は優勝争いに絡んでいたのですが、後半は流れが悪くなってしまいました。それを振り返ると、“強心臓”を持ちたいと思います。ネクストヒロインツアーに出場して、カメラがあっても緊張しなくなりましたし、インタビューの応え方などプレー以外でもいい経験ができました。来年はメンタルを整えて、優勝目指して頑張ります」

マイナビネクストヒロインツアーは、今季12試合から来季15試合に増加予定。プロテスト合格を目指す若き選手たちの熱い戦いを届けてゆく。(文・高木彩音)

<ゴルフ情報ALBA.Net>