パター部門の上位モデルには大きな変動はなく、今週もトラスシリーズが人気の『TPコレクションハイドロブラスト』が1位で、女子ツアーで大活躍の『オデッセイ ホワイトホットOG』が2位になっている。
注目は7位に入っている『オデッセイ TRI-HOT 5K』。このシリーズは定価が6万円台の高級パターだが、順調に売り上げを伸ばしてきている。その人気についてヒマラヤスポーツ&ゴルフ高崎店のゴルフ担当・石川昭さんに聞いた。
「トラスパターのような爆発的な人気ではありませんが、やはりこのパターを使っている選手が優勝すると、その翌週は問い合わせが増えたり、注文が入ったりします」
11月には石川遼が『オデッセイ TRI-HOT 5K スリーパター』で約3年ぶりに優勝。また上田桃子が『オデッセイ TRI-HOT 5K ダブルワイドパター』で優勝争いをした。それが売り上げアップにつながったのだろう。
「特に人気があるのは、上田桃子選手が使っているブレード型でもソール幅が少し広くなっているタイプ。今までマレット型を使っていた人でも、本当はブレード型が使いたかった。でもブレード型は難しいから、“妥協して”マレット型を使っていたという人が多かった。そういう人たちが、ソール広めのブレード型にどんどんスイッチしている状況です」
『5K』は慣性モーメント5000g/平方センチメートルという意味。ブレード型でもミスヒットに強くなったことが、ツアープロからもアマチュアゴルファーからも評価されてロングセラーになっているようだ。
■パター売り上げランキングトップ3
1位 テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト
2位 オデッセイ ホワイトホットOGシリーズ
3位 テーラーメイド スパイダーGTトラス
※データ提供:矢野経済研究所
※集計期間:2022年11月7日〜11月13日
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