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4連続バーディ発進で2位に浮上した石川遼 パーを重ねた意味のある14ホール「悪くない」

<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇11日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

大会2勝を誇る石川遼が出だしの1番から4連続バーディを奪うなど4バーディ・ボギーなしの「66」をマーク。首位と2打差の2位タイで週末を迎える。5番以降は、すべてパーを記録したが、この14ホールに意味があったとうなずいた。

大会50回目を記念して「全日入場無料」としており、この日は前日より約1000人上回る5131人が来場。大勢のギャラリーを沸かせるかのように、石川はスタートダッシュを決めた。1番パー4で6メートルのバーディパットを沈めると、2番パー4は2打目を1メートルに寄せる。3番パー5はピン奥8メートルに2オン成功し、イーグル逃しのバーディ。4番パー3は7メートルの長いパットを流し込んでリーダーボードを駆け上がった。

5番以降は、スコアカード通りの数字を並べたが、「最後の14ホールのプレーの仕方は今の自分を見極められるなと思った」と話す。4連続バーディは長いパットが2回入るなど「正直、ご褒美的な要素がある」とする。

バーディパットがひと筋違って外すなど伸ばせそうな場面があったが、5番パー4は15メートルの距離をきっちり2パットで収められた。また、本来はパー5のホールで510ヤードと距離の長い6番パー4は、ティショットの落としどころが狭く、グリーン手前には池がある。ティショットを3Uで打ち、2打目を4Uで打って確実に2オンのパー。17番パー3はティショットを奥のラフに外したが2打目を寄せてしのいだ。

「4連続バーディがメインではなく、そこからのプレー次第。4連続を生かすも殺すも自分次第。残り14ホール、マネジメントも含めてパープレーで回れたのは悪くなかったと思います」とボギーなく1日を過ごし、序盤の貯金を保てたことは週末につながる。

3年ぶりの優勝に向けて好位置。「しっかり自分のやるべきことに集中して、それが徐々にできつつある。今日の内容的には次に向けて励みになりますし、引き続き油断なくやっていきたい」と気を引き締めた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>