このエントリーをはてなブックマークに追加

50周年を迎えた『VISA』は観戦無料! 選手会長の谷原秀人「良いプレーをみせたい」

<三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報◇9日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

尾崎将司に中嶋常幸、セベ・バレステロス(スペイン)やグレッグ・ノーマン(オーストラリア)、片山晋呉、石川遼、松山英樹らが歴代優勝者に名を連ね、数々のドラマを生み出してきた「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、今年で50回の記念大会を迎える。

『50周年の感謝を込めて』と題し、今年は初日から最終日までギャラリーは全日入場無料という思い切った試みが実施される。日本ゴルフツアー機構の選手会長でディフェンディングチャンピオンの谷原秀人は、「選手としてはありがたいですし、感謝しかない。いいプレーを皆さんの前で見せたいと思います」と話した。

また、先週の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー4勝目を挙げ、選手会の副会長を務める堀川未来夢は、その優勝会見で、「無料でどれだけ集客できるかが大きなポイント。どこまで選手たちが発信できるかという気持ちがあります。積極的にやっていきたい」と語っている。

堀川はコロナ禍で試合がなくなった20年からYouTubeを始め、「男子ツアーは自分では面白いと思っているので、それを伝えたい」と男子ツアーの魅力を発信してきた。近年は完全に女子ツアーの人気に押され、男子ツアーのギャラリー数は減少している。

「ZOZOチャンピオンシップでは、何万人というギャラリーが高いチケットを買ってまで会場に来てくれる。それに引けを取らない選手たちが男子ツアーにはいると思っているので、まだやれることはあるのかな」と、堀川自身は男子ツアーの人気復活に可能性を感じている。

今大会の予選ラウンドでは、ともに大学4年生で秋にプロ転向したばかりの中島啓太と蝉川泰果(せみかわ・たいが)が同組でプレー。また、ドライバーで330ヤードのキャリーが出る飛ばし屋ルーキー・河本力は、マネジメント巧者の堀川や、ショートゲームに秀でる谷原と同じ組で、プレースタイルの対比は間違いなく面白い。会場へは車でも電車でもアクセス可能。それに御殿場は土曜日までは晴れマークが並ぶ。この機会に男子の迫力あるプレーを観戦してはいかがだろうか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>