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女子は“日米トップ”たちがし烈な争い…激戦制したのは? 男子も逆転劇で終幕【先週の主要ツアー振り返り】

国内開催ながら、3年ぶりに米国女子ツアーとして行われた「TOTOジャパンクラシック」は、最後まで日米トップ選手たちの激しい優勝争いで盛り上がった。畑岡奈紗、渋野日向子、古江彩佳といった米ツアー組はこれで再び主戦場に戻り、シーズンのラストスパートをかける。先週のトーナメントを一気に振り返り。

■米国・日本女子「TOTOジャパンクラシック」(3〜6日、滋賀県・瀬田ゴルフコース北コース、賞金総額200万ドル=約2億9200万円)

日本で行われる唯一の米国女子ツアーは、最終日に「65」をマークした29歳のジェマ・ドライバーグ(スコットランド)が逆転。トータル20アンダーで米ツアー初優勝を果たした。

トータル16アンダー・2位に永井花奈。トータル15アンダー・3位にリン・グラント(スウェーデン)、トータル13アンダー・4位に西村優菜が入った。前回大会覇者の古江はトータル12アンダー・5位タイ。単独首位で出た上田桃子も同順位でフィニッシュした。渋野は、トータル1オーバー・64位タイで4日間を終えた。

アジアツアーを終えた米女子ツアーは、今週から米本土に戻る。さっそく10日からフロリダ州のペリカンGCで「ペリカン女子選手権」を開催する。日本ツアーは11日から千葉県のグレートアイランド倶楽部で、3日間大会の「伊藤園レディス」が行われる。

■国内男子「マイナビABCチャンピオンシップ」(3〜6日、兵庫県・ABCゴルフ倶楽部、賞金総額1億2000万円)

首位と1打差で出た堀川未来夢が、最終日に「67」をマーク。トータル17アンダーで逆転し、今季2勝目、ツアー通算4勝目を挙げた。

トータル15アンダー・2位タイに河本力、岩田寛、出水田大二郎。この試合がプロデビュー戦となった蝉川泰果は、トータル7アンダー・28位タイでプロデビュー戦を終えた。歴代覇者の石川遼は、トータル5オーバー・90位タイで予選落ちという結果に終わった。

今週は10日から静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースで、「三井住友VISA太平洋マスターズ」が行われる。

■米国男子「ワールドワイド・テクノロジー選手権」(3〜6日、メキシコ・エル・カマレオンGC、賞金総額820万ドル=約11億9720万円)

33歳のラッセル・ヘンリー(米国)が、2日目からのトップの座を守り切りトータル23アンダーで優勝。2017年4月の「シェル・ヒューストン・オープン」以来となる5年ぶりの勝利で、米国ツアー通算4勝目を手にした。

4打差のトータル19アンダー・2位にブライアン・ハーマン(米国)。スコッティ・シェフラー(米国)が、最終日に「62」をマーク。トータル18アンダーまで伸ばし3位タイで4日間を終えた。大会3連覇を目指したビクトル・ホブラン(ノルウェー)は、トータル16アンダー・10位タイ。

今週は米本土に戻り、10日からテキサス州のメモリアル パークGCで「ケイデンス・バンク ヒューストン・オープン」が行われる。松山英樹が、先月の「ザ・CJカップinサウスカロライナ」以来3試合ぶりのツアー出場を予定している。

<ゴルフ情報ALBA.Net>