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蝉川泰果がアダム・スコットのバンカーテクを吸収!? 「ボディターンでゆっくり振る」【男子ツアーの“ヒトネタッ”!】

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「日本オープン」が行われる三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)から。

蝉川泰果は、日本オープンの練習日にはアダム・スコット(オーストラリア)、スコットと仲のいいハン・リー(米国)、そして石川遼と練習ラウンドを行いました。そこで蝉川は、「飛距離的には通用する部分があるのかな」と収穫を得たようです。

まだ21歳でプロ転向前の蝉川ですが、ハン・リーに対して積極的に質問する場面も。何を聞いていたのでしょうか。

「バンカーの打ち方ですね。手をあんまり入れすぎるよりも、ボディターンでゆっくり振った方がいいよって。その方がスピンが入っていい球が出るよって教えてもらいました。いままでは速く振ってスピンを入れていましたから」。

バンカーショットといえば、ボールではなく砂ごと飛ばすため、フルショットの3分の1しか飛ばないのはセオリー。一般ゴルファーは、わかっていても思いっ切り振れずに加減してしまって、バンカーから出ない人が多いですよね。でも、世界のトッププロはゆっくり振っていて、蝉川は「スコット選手を見ても、そういうふうに打っていることが多いなと思いました」と気づいたのです。

いきなり日本オープンから試すのか気になりますが、初日が終わった時点では「すぐにできる部分ではないので、自分なりに工夫して自分のものにしていければいい」とこれから取り入れていくようです。ちなみに今大会3日目を終えて、サンドセーブは5回中2回。最終日は2位に6打差のトータル13アンダーからスタートしますが、バンカーが上達したら、もっとすごいスコアになっていたんでしょうね。

<ゴルフ情報ALBA.Net>