このエントリーをはてなブックマークに追加

新アイアン投入の時松隆光が好スタート!「球が高くなって上から落とせる」

<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日◇25日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7191ヤード・パー72>

地元福岡出身の時松隆光が1イーグル・3バーディ・1ボギーの「67」をマークして、5アンダー・8位タイの好発進。今週からその手には新アイアン『JPX 923ツアー』が握られている。

時松はアマチュア時代も含めて今大会に9回出場して、予選通過は2回と苦手としている。「芥屋ゴルフ倶楽部さんは小さい頃からお世話になっているので、結果を出したいんですけど…」。ところが今年は予選通過どころか、トップと2打差という好位置に「いい感じにはなってきている」と表情は明るい。

今大会の練習日から前作の『JPX 921ツアー』から、後継の『JPX 923ツアー』に切り替えた。それも好スタートに一役買っている。「構えたときの顔はそのままだったので違和感なく替えられました」と見た目はそこまで変わったわけではない。だが「球がすごく高くなって上から落とせる。長いクラブでも対応できる」と性能面で進化を感じている。ちなみに時松のアイアンは5番から。飛距離よりもショットの正確性で勝負するタイプだけに、今後大きな武器となりそうな予感もある。

また、最新の『JPX 923シリーズ』では、『MPシリーズ』だけに採用されていた『銅下メッキ』を初めて採用。これにより打感がよりやわらかくなっている。

上井邦裕も「試合で使ってみないとわからない」と、今大会から時松と同じ『JPX 923ツアー』を投入。その第一声は「抜けがいいです」。その効果を聞くと「インパクト後に地面に刺さらずにヘッドが抜けてくれるので、スピードが落ちない。その分、ちょっと飛んでいますね。トラックマンで7番アイアンが170〜175ヤードのキャリーだったのが、コンスタントに175ヤード以上飛んでいます」と話す。

そして、時松が話したように「不思議と球が高くなった」と上井も感じている。初日は距離感がアジャストできずに、1アンダー・73位タイと出遅れたが、「あしたも使います」と新アイアンで挑むつもり。距離感が合ってくれば、時松らがいる上位に顔を出しそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>