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「幸せな気持ちになれた」石川遼は同組・金谷拓実に感謝

<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 初日◇18日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72>

これまで二度制している戦いながら、出だしの10番、そして14番でボギーと、いきなりスコアを2つ落とす展開となった石川遼。そんな悪い流れを救ったのは同組の金谷拓実だった。

16番185ヤードのパー3で、金谷が5番アイアンで放ったショットはピン手前に着弾すると転がってそのままカップへ。同組のホールインワンに、石川も金谷とハイタッチ。自身のショットではなかったが、これで流れが変わった。

「それまで自分の中でもショットはそんなに悪くなかったんですけど、距離感のミスで流れを悪い方にしていました。そこで迎えた16番で金谷選手がホールインワンをして、(同組の宮里)優作さんもいいショットを打っていたので、自分も幸せな気持ちになれました。金谷選手のおかげだなと思います」

これで組全体の雰囲気が、良い方向へと一気に変わった。金谷はホールインワンの後、3つのバーディを奪って単独首位。石川、宮里も3つのバーディを奪って浮上していった。「3人で回る競技なので組の雰囲気はすごく大事だなと思います」と相乗効果で刺激し合いながらスコアを伸ばして、1アンダーの31位タイと上々の立ち上がりを見せた。

「1日を通して辛かったですけど、こういう日もあると我慢して、明日は自分のゴルフのなかでいいものを出してプレーに繋げていけたらなと思います」。かつて二度カップを掲げた舞台。今度は自分が、組の流れの核となるプレーを展開したい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>