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『65』の大まくりで2位のイケメン、片岡尚之の意外な素顔 「めっちゃ緊張しーなんです」

<日本プロゴルフ選手権 最終日◇7日◇グランフィールズカントリークラブ(静岡県)◇7219ヤード・パー71>

最終日ベストスコアタイとなる「65」をマークした片岡尚之が、トータル12アンダーまで伸ばして、単独2位で4日間を終えた。「今までメジャー大会は全部ボロボロだったと思うので、2位はすごい自信になります」と笑みを見せる。プロ転向後、「日本プロ」をはじめ、「日本オープン」、「日本ゴルフツアー選手権」で30位以内に入ったことがない。ツアー2勝目に向けて自信になる4日間だった。

今季はショットに悩む時期が多い片岡だが、「昨日練習したことがよかったんです。今日はほとんどワンピンについていました。入れたいところでパッティングが入ってくれなかった。自分の中ではもうちょっと伸ばせる内容だった」と優勝した堀川未来夢に追いつく勢いすらあったという。

昨季平均パット数1位とパット巧者。パッティングが不発だったのは「ずっと緊張していました。いつものように打てなかったんです」。昨季初優勝を遂げて、レギュラーツアーでも何度も上位を経験しているはずだが…。

「僕、すごい緊張しーなんですよ」。ゴルフ界きってのイケメンで、試合中はポーカーフェイスの片岡からは意外な言葉だった。「ホールアウト後もドキドキというかバクバクしてますから(笑)」

普段からスタートホールでは緊張するという。今大会も初日と2日目のスタートホールはともにダブルボギー。「出だしはあまりよくないことが多いです。緊張がほぐれてくるとよくなるんです。今日は最後まで緊張はほぐれませんでした」。

「手も震えますし、苦しいですけど、そういうときのほうがいいゴルフができるんです。いい集中なんですかね」。緊張の中でも「65」を出せるのは日頃から練習しているプロならではだろう。出だしの大叩きをなくしたら、この先何勝も挙げる選手になりそうだ。(文・小高拓)

<ゴルフ情報ALBA.Net>