今年もウッド部門に関してはキャロウェイの『ローグST』、テーラーメイドの『ステルス』の2強状態になっている。ちなみに昨年は『SIM2』と『エピック』にピンの『G425』、一昨年は『SIM』と『マーベリック』とピン『G410プラス』に人気が集中。ウッドではここ数年、海外メーカーが圧倒的な強さをみせているが、その要因はどこにあるのか? 今回は大型店として人気がある二木ゴルフ南町田店の山口康行さんに話を聞いた。
「もちろん性能の良さもあると思いますが、テーラーメイドとキャロウェイに関しては、『毎年、2月に新ドライバーが発売される』のが一般ゴルファーに浸透したことがすごく大きいと思います。ドライバー購入を検討している人にとっては『まずは2月のテーラーメイドとキャロウェイを打ってから』という感じになっています。その発売に先がけて1月のPGAツアーから人気選手が使いはじめ、色んなゴルフメディアが取り上げて、どんどん期待感が高まるルーティンになっている。その流れで予約も順調に入りますし、試打をする人も増えていく感じです」
―PGAツアーへの関心も昔より高くなったのか?
「最近は日本の男子ツアーの話題が少なくなった分、PGAツアーのトップ選手が使っているクラブへの注目度が高くなってきたと思います。だから、テーラーメイドもキャロウェイもPGAツアーの選手が使いはじめた途端に、店舗への問い合わせがスタートします」
―2月発売は日本人ゴルファーに合っている?
「日本では3月頃から春のゴルフシーズンがはじまるので、その前に新ドライバーを購入したくなるゴルファーは多い。そういう意味で2月は良いタイミングだと思います」
国内メーカーは秋のゴルフシーズンとなる9月から11月に新モデルを発売することが多いが、テーラーメイドとキャロウェイが2月に同時発売することで、日本人ゴルファーがドライバーを買い換える時期が2月に集中するようになったのかもしれない。
■ドライバー売り上げランキングトップ3
1位 テーラーメイド ステルス
2位 キャロウェイ ローグST MAX
3位 キャロウェイ ローグST MAX D
■FW売り上げランキングトップ3
1位 テーラーメイド ステルス
2位 ピン G425 MAX
3位 キャロウェイ ローグST MAX
■UT売り上げランキングトップ3
1位 ピン G425ハイブリッド
2位 テーラーメイド ステルス レスキュー
3位 キャロウェイ ローグST MAX ユーティリティ
※データ提供/矢野経済研究所
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