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大量入荷すればトップを争う可能性も 『D1』の本当のライバルは?【ボール売り上げランキング】

4月以降のボール部門では1位が『HONMA D1』で、2位が『プロV1』という状況が続いている。ランキング上は、この2モデルがトップ争いをしているように見えるが、実は本当に『HONMA D1』のライバルになりえるのはタイトリストの別のボールだと、いくつかのゴルフショップの担当者が語る。その一人、PGAツアースーパーストア入間店の宮原伸悟さんに聞いてみた。

「もちろん『プロV1』はツアーボールの中でダントツの一番人気ですが、1ダースの価格帯は6000円前後になります。そうなると1ダース2000円前後の『HONMA D1』を販売数量で上回ることは難しい。特にコロナ禍以降のゴルフブームでは若い世代のエントリーゴルファーが増えたので、最近は低価格帯のボールがさらに売れるようになりました」

―そうなると『HONMA D1』にライバルはいない状況か?

「決して、そんなことはありません。最近は人気メーカーも1ダース2000円前後のボールに力を入れていて、キャロウェイの『ウォーバード』やテーラーメイドの『RBZ』なども売れています。そして、2000円前後のボールでは、タイトリストの『HVC ソフトフィール』の評判が良くて、入荷すればすぐに売れます。ただし、『プロV1シリーズ』に比べると、圧倒的に入荷数が少ない。だから、もし『HVC ソフトフィール』が大量入荷すれば、『HONMA D1』に負けないくらい売れると思います」

宮原さんによると、タイトリストの知名度は圧倒的で、ゴルフをはじめたばかりの人でも知っているそうだ。今週のランキングでは7位の『HVC ソフトフィール』だが、品数が十分に揃っていればもっと上位に来ているはずだ。

■ボール売り上げランキングトップ3

1位 本間ゴルフ HONMA D1

2位 タイトリスト プロV1

3位 タイトリスト プロV1x

※データ提供/矢野経済研究所

<ゴルフ情報ALBA.Net>