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ジャンボの助言でワールドクラスの飛ばし屋に! 初優勝を狙う幡地隆寛【きょうは誰の誕生日?】

きょう6月30日は、幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)の29歳の誕生日。今季は、初のシード選手としてツアーを戦っていて、ここまで10試合に出場し、8試合で予選通過。6月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」では11位タイに入った。昨シーズンのドライビングディスタンス1位で、ワールドクラスの飛距離が魅力の選手だ。

広島県出身。10歳からゴルフをはじめ、作陽高校時代は「日本ジュニア」3位などの成績を残し、東北福祉大学時代は2014年に「日本アマ」でベスト16入り。大学4年の15年には「関東学生」で優勝を挙げた。

同年12月にプロ転向。18年まではレギュラーツアーでの予選通過がなかったが、19年の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」で予選突破を果たすと、8月の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」で3位に入る。しかし賞金シードにはあと一歩及ばなかった。迎えた2020-21シーズンは、「三井住友VISA太平洋マスターズ」で最終日最終組を経験するなど、4度のトップ10入りを果たし、賞金ランキング39位で初のシードをつかんだ。

身長188cm、体重98kgの体格を生かしたドライバーショットが持ち味。2020-21シーズンのドライビングディスタンスは、外国人選手たちを抑えて313.04ヤードで1位に輝いた。幡地のドライバーのキャリーは300ヤード。国内ではほとんどのフェアウェイバンカーは気にならないし、パー5をパー4のように2つで届かせることができる。ベテランの谷口徹は「あいつはフロントティから回っているみたいなもの」と話す。

その飛ばしの秘訣は、ずばり「食べること」。高校生のときにジャンボ尾崎のところに挨拶にいった際、「若いんだからもっと食え」と言われ、食が変化。「学生時代はとんかつ1枚でご飯を11杯食べたこともあります」と幡地。それまで背丈はあったものの細かったためボールが軽かったが、食べるようになり体が作れてくると、球が重くなり飛距離が出るようになったという。

プライベートでは、昨年11月に結婚。将来は米ツアー挑戦の夢も描いている。まずは今季、国内男子ツアーでの初優勝が期待される。

<ゴルフ情報ALBA.Net>