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ルーキー尾関彩美悠が自己ベスト2位 終盤は雨のグリーンに苦戦も「上出来かな」

<フンドーキンレディース 最終日◇14日◇臼杵カントリークラブ(大分県)◇6419ヤード・パー72>

ステップ・アップ・ツアー第3戦「フンドーキンレディース」はプロデビュー戦からわずか1カ月に満たない大林奈央が初優勝を遂げたが、その大林と同じプロ94期生(2022年1月1日プロ入会)の尾関彩美悠(あみゆ)が2位タイに入った。

尾関のこれまでのステップ・アップ・ツアーでの戦績は「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」で87位タイ、「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」は予選落ちだっただけに、今大会での2位タイは大きな収穫だったに違いない。

「次戦は『パナソニックレディース(4月29日〜5月1日、浜野GC)』に出場します。久しぶりにJLPGAツアーなので、ステップで学んだことを生かして頑張ります」と話し、続けて「きょうは最後の4ホールぐらい、パッティングが思うように打てずもったいなかったです。雨でグリーンが重くなっていて、届かないパットも多かったです。うまく対応できなかったのは残念です。でも久しぶりに上位フィニッシュできたので、上出来かなと思います」と振り返った。

尾関はプロテストでは4日間トータル8アンダーをマークし、今大会で優勝した大林(トータル3オーバー)を大きく上回るスコアでトップ合格を遂げている。この日は残念ながら17番パー4でボギーを叩き単独2位を逃したが、冷静に自分のプレーを振り返っていたことから、この経験を次戦に必ず生かしてくるはず。今後の活躍が楽しみだ。

【上位選手のコメント】

■丹萌乃(トータル7アンダー・2位タイ)

「しっかり休んで、次週『九州みらい建設グループ窓乃梅カップ』に備えます。今週のことはリセットして、次週こそ優勝できるように頑張ります。1番パー5のダブルボギーは、手が滑りました。雨を意識して、グリップを強く握りすぎていました。優勝できませんでしたが、5位以内に入りたかったので、目標を達成できたことはよかったです」

■山内日菜子(トータル7アンダー・2位タイ)

「後半ちょっと離されてしまいましたが、優勝争いに加われたのでそこは自信を持って次週に臨みたいです。バーディチャンスにつかなかったので、必死にアプローチでしのいでチャンスを待っていました。でもなかなかチャンスが来ませんでした。こんなラウンドをしていたら、相手も楽にプレーできますよね。悔しいです」

■新田彩乃(トータル7アンダー・2位タイ)

「きょうは前半は気持ち的にも優勝が狙えるなって感じでよかったんですが、後半に入って、追う立場なのにパットが打てていませんでした。ドライバーも右に飛び出していて、追うほうが疲れたって感じですね。以前と違って、最終日最終組でも落ち着いてプレーができました。落ち着いてプレーができたからこそ、見えてきた課題もあります。出場できる試合が少ないので、次週は優勝だけを目指して頑張りたいです」

<ゴルフ情報ALBA.Net>