このエントリーをはてなブックマークに追加

山内日菜子はコースレコードにも淡々 首位タイ発進につながった前週の反省点

<フンドーキンレディース 初日◇13日◇臼杵カントリークラブ(大分県)◇6419ヤード・パー72>

生まれ育った九州で初日からド派手なプレーを見せた。山内日菜子は1イーグル・6バーディの圧巻のラウンドで8アンダー首位タイ発進。それでも「すごいですね、びっくりです」と他人事のように微笑んだ。

一気に流れを掌握した。4番のパー5で残り40ヤードの3打目を直接カップに収めてチップインイーグル。「あれで流れが良くなった」と6番でバーディを奪って折り返すと後半だけで5バーディ。コースレコードでリーダーボードの最上位に名を連ねた。

前週の反省を生かした好プレーだった。「先週は練習で絶好調だったのですが、いざ試合となると練習のときのショットがでなくて焦ってしまいました。しっくりこなくてパットも悪くなってしまった」。反省を生かして今週は「落ち着いてプレーすること」をテーマにした。「きょうはバーディを獲っても気持ちが昂ることなく平常心でできました」。だからこそ、「64」というスコアにもどこか他人事のようだったのだろう。

難コース・烏山城カントリークラブで行われた昨年の「日本女子オープン」で5位に入るほどの実力者だが、優勝は2017年から遠ざかっている。課題は首位発進を決めた後の2日目以降のプレーだ。「あすは、きょうみたいにうまくいくことはないと思う。厳しいパットやショットをする場面も必ずある。そこでうまくしのげるか。とにかく落ち着いてプレーしたい」。平常心を忘れずに、まずは首位をキープして最終日を迎えたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>