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先輩たちから“いいとこどり” 脇元華は「どん底」パターに光明見えた

<Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 初日◇7日◇琵琶湖CC 琵琶湖・三上C(滋賀県)◇6360ヤード・パー72>

ステップ・アップ・ツアー第2戦「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」の初日。脇元華はボギーが先に来る苦しいスタートとなったが、その後4つのバーディを奪い、首位と2打差の3アンダー・2位タイと好位置につけた。

ボギーを打っても引きずらなかった。昨年までなら「焦るか、不機嫌になったりしてました。でも、今年はパーオンを目指してプレーしていれば大きく崩れることはない、と考えられるようになりました」と心に余裕があるという。

その要因はオフに磨いたパターの技術。「パターに不安がなくなって、余裕ができました。2年間、とにかくひどかった。ドン底までいきました。1.5メートルが入らない。とにかく何か試さないといけない」。2019-20年シーズンでは大幅に飛距離を伸ばすことに成功した半面、パターが絶不調に。それを修正するため、自身の地元・宮崎県に合宿に来た実力者たちに助言を求めた。

谷原秀人、岩田寛、上井邦裕、上田桃子…。練習ラウンドで様々な教えを受けたという。「谷原さんからはタッチ、岩田さんからはアドレス、上井さんからは読み方、上田さんからはリズム」を学んだという。豪華な面々からのアドバイスを今季は自身のプレーに生かすことができているという。

この試合では琵琶湖CCの改修されたグリーンに多くの選手が苦しんでおり、初日にアンダーパーをマークできたのはわずかに6人。脇元は16番で10メートルのバーディパットを決めるなど、パッティングが冴えた。

実戦でも結果を残せたことで、パッティングに対する自信はより一層強まった。飛距離に加えてパッティングも良くなったとあれば、初勝利は近いかもしれない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>