米国現地時間の6日早朝、米LPGAツアーを11年率いて来たマイク・ワン会長が辞任を発表した。
「新しいリーダーにバトンを渡したい」とツイッターにコメント。時期については未定で新しい会長が選任されてから移行にはいる。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大でツアー中断を余儀なくされたが、12月には21年のツアースケジュールを発表。34の公式大会と欧米対抗戦の「ソルハイムカップ」が開催予定で、賞金総額は7600万ドル(約79億円)を超え米ツアー史上最高額となった。
「なぜこの時期に?と思われるだろうが、今のLPGAツアーは財政もこれまでになく安定している。もしそうでなければ辞任などしない」とワン会長はツアー状況に自信をみせた。
一方で辞任を決めるには「何カ月ものあいだ、考えてきた」と苦渋の決断だったという。
09年1月に就任したワン会長は同ツアー最長の11年間のコミッショナーを務めた。(文・武川玲子=米国在住)
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