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谷口徹が今シーズン初戦! 約半年ぶりの実践を前にアレを購入!?

<ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント 初日◇30日◇朝霧カントリークラブ(静岡)◇6788ヤード・パー72>

コロナ禍でトーナメントが中断しているなか、モチベーションを保つことを難しく感じている選手も少なくない。レギュラーツアー20勝を重ねた谷口徹もその一人だったが、本大会の開催が再び闘志に火をつけた。

フェイスガードを着けて見守るギャラリーの姿も【国内シニア開幕戦フォトギャラリー】

谷口がツアー競技に参戦するのは、なんとこれが2020年に入って初。国内男子ツアー「SMBCシンガポールオープン」、7月のツアー外競技「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビジョントーナメント」は不在としたため、医療従事者支援の大会などを除けば12月の対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」以来となる。

試合がない期間は、球の打ち分けやパターの練習を重ねてきたが、「試合がないと練習しないですよ。なんとなくはやるけど、本当の意味での練習ではない」と、いまひとつ身が入らない日々が続いていた。

その最中、観客を入れ帯同キャディをつけてという通常通りに近い形式でのトーナメント開催は、止まっていた時を再び動かした。「むちゃくちゃ練習するようになった」と、7月はほぼ毎日コースに通い練習。これまではオフの3月に宮崎合宿を行い、翌月には「東建ホームメイトカップ」が待っていたが、ここまで長い“練習期間”は長いゴルフ人生の中でも初めてだった。これを機に練習環境を見直し、よりよくするために、以前から回っていた兵庫県の三甲ゴルフ倶楽部の会員権を購入。「週1で行っている程度だとうまくならない」と通い詰めた。

「試合がないと練習しないですよ、本当の意味では。なんとなくはやるけど、身が入っていない。今のほうが本気でやれている」とようやくエンジンもかかり始めた。スポーツ界全体が逆境におかれる中、ようやく半年遅れで開幕した新シーズン。ここから勢いをつけるべく、明日は首位との4打差を追いかけていく。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>