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“3万年に1度の奇跡”再現も「狙ってました(笑)」 桑木志帆が人生初アルバトロスで100万円ゲット

<ブリヂストンレディス 最終日◇24日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>大会を主催するブリヂストンと契約を結ぶホステスプロの桑木志帆が、「(人生)初めてです。見たこともなかった」というアルバトロス達成に歓喜した。4打差の6位から出た最終日は逆転とはならず、トータル6アンダー・4位でフィニッシュ。だが、めったにお目にかかれないプレーで、ギャラリーを大いに沸かせた。

【写真】ギャラリーもビックリ! これが11年ぶり快挙の瞬間

その舞台になったのは491ヤードに設定された2番パー5。ティショットは左のラフに飛んだが、4番UTで放った残り200ヤードの2打目が、グリーン手前のラフに落ちて跳ねるとコロコロと転がり、そのままカップインした。「ラフからだったので、グリーンまで行くと止まらないと思った。バンカーでもいいと思ったら、うまく入りました」。自分の目では確認できなかったが、歓声で“異変”を察知した。カップに入ったことが分かると、両手をあげてバンザイ。キャディとハイタッチすると、同組の申ジエ(韓国)からはハグで祝福された。グリーンに到着しカップからボール拾い上げると、拍手に再び両手を上げて応える。「今でも信じられない」というのが本音だ。急きょ大会を主催するブリヂストンが『アルバトロス賞』を設け、賞金100万円も手にした。他の賞と比べて小ぶりな目録も、“まさか”のできごとだったことを感じさせる。「おいしいものでも食べます」。臨時ボーナスを喜んだ。国内女子ツアーでは2015年の「NEC軽井沢72ゴルフ」で達成した渡邉彩香以来、史上12人目(13度目)。実に11年ぶりの快挙だった。アルバトロス後は、あの“伝説のシーン再現”も狙っていたという。頭にあったのは、2011年「スタンレーレディス」第1ラウンドで、アルバトロスとホールインワンを同日に達成した有村智恵の顔だった。「有村さんが同日に出したと聞いていたので、ホールインワンも狙っていました。そんなにうまくはいかないですね」。当時、その確率から“3万年に1度の奇跡”とも騒がれたできごとを15年後に起こすことはできなかったが、本人にもまた大会にとっても記憶に残る一打になった。これで一時はトップにも近づいたが、「今週はショットがしっくりこず、なかなかチャンスにつけることができなかったし、それで縦距離が合わずボギーを叩いたのは悔しかった」と、逆転への起爆剤とはならなかった。それでも「プレーに余裕もでてきたし、外しても難しいアプローチが残らないから、そこでスコアを大きく崩すことはなくなった」と、うなずける部分も多い。現在の世界ランクは65位。5月25日付の同ランク75位以内に与えられる6月4日開幕の「全米女子オープン」(リビエラCC/カリフォルニア州)出場権獲得が確実な状況だ。次週の国内ツアー「リゾートトラスト レディス」は回避し、27日(水)には渡米。56位で終えた昨年に続き2度目の出場となる大舞台へ向け、現地でじっくりと調整をしていく方針を立てている。先週の「Sky RKBレディス」で1年半ぶりの勝利を挙げ、ホステス大会では神がかり的な一発。メジャーへ弾みをつける2週間を過ごした。「どれだけ自分が戦えるか楽しみ。目標はまずは予選通過。それができたらしっかり上位を狙いたい」。この日手にした思いがけない100万円は、遠征費としても大きい。「なんかもってますね」。笑顔で大舞台へと向かうことができそうだ。(文・間宮輝憲)【国内女子ツアーでのアルバトロス達成者】 1:増田節子(1984年、北海道女子オープン、第3R・4番) 2:足立香澄(1991年、ニチレイインターナショナル、第2R・18番) 3:福嶋晃子(1993年、廣済堂アサヒゴルフカップ、第2R・6番) 4:川波由利(1994年、サタケジャパンクラシック、第1R・16番) 5:大竹エイカ(2002年、サントリーレディス、第2R・2番) 6:辛R周(2005年、スタンレーレディス 、第3R・17番) 7:李知姫(2007年、富士通レディース、第1R・7番) 8:上田桃子(2007年、ミズノクラシック 、第3R・7番) 9:有村智恵(2009年、フジサンケイレディス、第1R・5番)10:有村智恵(2011年、スタンレーレディス、第1R・8番)11:佐々木慶子(2013年、CAT Ladies、第1R・13番)12:渡邉彩香(2015年、NEC軽井沢72ゴルフ、第2R・16番)13:桑木志帆(2026年、ブリヂストンレディス第3R・2番)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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