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ABEMAツアー2連勝の鈴木晃祐 大学同期・蝉川泰果に「追いつけるように頑張りたい」

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 最終日◇12日◇越前カントリークラブ(福井県)◇6625ヤード・パー70> 4打差のトップで最終日をスタートした鈴木晃祐(こうすけ)が苦しみながらも1打差で逃げ切り、4月の「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」に続く、2試合連続となるABEMAツアー2勝目。賞金ランキングでも東北福祉大の1年先輩・杉原大河を抜き、トップに躍り出た。

新進気鋭! 関西OPではホールインワンも達成【写真】

「朝の練習でいつもよりこわばっているのを感じて、でもスタートする頃には普段通りの動きに戻れました」。前半は2バーディ・1ボギーと1つ伸ばして折り返した。2週前のレギュラーツアー「中日クラウンズ」で13位タイに入った金田直之の猛追にあったが、後半はすべてパーを並べて何とか1打差でかわした。 「前半はけっこうガツガツいけてて、ピンにも絡んだけど、後半からグリーン周りのアプローチが増えて耐えるゴルフが多くなってきた。まったくチャンスにつかなくて苦しかったです」と振り返る。それでも、バックナインのパーオンできなかった5ホールをすべて1パットでしのいだ。「1〜2メートルを確実に決めることができたので、パットに助けられたと思います」と話す。 シーズンが始まる前は「1勝できたらいいな」と考えていたABEMAツアー。それが今季は3戦を終えて、早くも2勝を挙げてしまった。「まさかの2勝。しかも2試合連続優勝で、予定がいい方に大幅に狂いました」と笑顔がはじける。今後の目標については「ABEMAツアーで3勝目を狙いたいですが、最大の目標はレギュラーツアーで優勝することです」と、一軍での活躍をイメージする。 この春に大学を卒業してルーキーイヤーとして臨む今季。自身初戦となったレギュラーツアー「関西オープン」でいきなり3位タイの好成績を残した。その大会で優勝したのは東北福祉大の同期でもある蝉川泰果。ライバルはアマチュア時代の2勝と合わせて、すでにツアー通算3勝と、鈴木のかなり先を走っている。 「一番近くの存在の選手が優勝したのは大きかった。後からついて行くという形になっていますけど、それでも追いつけるように頑張りたいです」。すでにレギュラーツアーで優勝している蝉川や中島啓太といった、同い年の存在が大きな刺激となっている。 この優勝でレギュラーツアー「?全英への道?ミズノオープン」(5月25〜28日)と「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」(6月22〜25日)の出場権を得た。ABEMAツアー賞金王になれば、来シーズンのレギュラーツアー1年間の出場権を得るが、それを待つつもりはない。「一つひとつ自分のゴルフをして、レギュラーツアーで上位を目指したい」。関西オープンで3位に入り、現在の賞金ランキングは20位。最短ルートでレギュラーのシードをつかみにいく。

<ゴルフ情報ALBA Net>