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勝みなみが24歳で得た自信と手ごたえ 「一番いいゴルフをしたら、誰にも負けない」

<スタンレーレディスホンダ 事前情報◇6日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6570ヤード・パー72>

勝みなみは史上3人目の「日本女子オープン」連覇を成し遂げ、美酒に酔った。「初めて“優勝したんだな”っていう余韻があります」。その言葉通り、月曜日の夜にはワインをたしなみ、そしていつものようにトレーニングに励んだ。プロアマに参加した木曜日まではラウンドせず、18ホールのプロアマのみでコース確認を行った。

アマチュアのときから今大会に出場しているが、最高成績は2016年の7位タイ。アマチュアとしては十分な成績にも感じるが、「コースが狭かったりとか、グリーンの目があったりしてパターが入っていない印象がある」と自身の感覚としてはやや手こずっているイメージが強い。

それでも、今年は自信はある。「先週からの流れでショットも良かったり、パターのフィーリングもいい。また違う印象に試合の時はなるんじゃないかなとワクワクしています」。先週のナショナルオープンを制して、上昇気流に乗っていることは間違いない。

「大会の方も、ずっと毎年毎年、わたしの成長を見てきてくださっている。いまぐらい有名ではなかったころから出させていただいているので、その恩は結果で返したいという気持ちがすごいあります」。これまで過去8回出場してきたが、今年こそ、という強い思い入れもある。

もうひとつの日本タイトル「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」は19歳の川崎春花が制し、翌週にも19歳の尾関彩美悠(あみゆ)が優勝。初優勝から2週連続Vを遂げた今大会のホステスプロ・岩井千怜(ちさと)など、20歳前後の選手の活躍も目覚ましい。「わたしたちもすごく刺激になります。わたしも若いんですけど(笑)」と24歳は笑うが、譲る気はない。

「いろんな経験をして技も増えてきました。トレーニングも継続して続けているので、どんどんいい状態にしあがっているんじゃないかと。自分が一番いいゴルフをしたら、誰にも負けないと思っています」

10月に入り、深まってきた実りの秋。自身初の大会連覇の快挙を成し遂げた次は、自身初の2週連続Vに挑む。

<ゴルフ情報ALBA.Net>