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渋野日向子との激闘から一年 佐藤心結は“プロ”としてリベンジへ「果たしたい思いは強い」

<スタンレーレディスホンダ 事前情報◇6日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6570ヤード・パー72>

アマチュアとして出場した昨年大会でプレーオフに進出しながらも、渋野日向子に敗れ史上8人目のアマチュア優勝を逃した佐藤心結。その後に行われたプロテストに合格し、今年はプロとしてリベンジマッチに挑む。

渋野、木村彩子、ペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフとなった昨年大会。何かをミスしたわけではなかった。18番パー5を使用して行われた1ホール目では3打目を1メートルにつけてバーディを奪取。渋野、ソンウとともに入った2ホール目にも3打目に「完璧なショット」を放った。だが、この“完璧すぎる1打”はピンに直撃、大きくカップから離れて万事休す。栄冠は手からするりと離れ、大粒の涙を流した。

激闘から1年。コースを歩けば思い出が蘇ってくる。「この日はどこにピンが切ってあったとか、意外と鮮明に覚えているところが多い」。特に明暗を分けたところは忘れるはずがない。「特に18番は、最終日の右奥ピンは自分の中でも一番記憶に残るホール。そういったところで懐かしいじゃないですけど、自分が試合していた時の雰囲気がまた味わえそうだなと思ってワクワクしています」と胸が躍る。

それも全て昨年の雪辱を果たすため。「昨年アマチュアとして出場させていただいたこの大会に、またプロとして戻って来られたことを嬉しく思いますし、去年のリベンジを果たしたいなっていう思いは強いです」。鳴り物入りでプロ転向したルーキーも、ここまで未勝利。「残りの試合で優勝したいという気持ちは強い」。それが思い出の大会となれば言うことはない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>