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レジェンズチャンピオンシップが明日、開幕「目標はもちろん優勝です」【原田香里のゴルフ未来会議】

ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。今回は、明日から始まるレジェンズツアーの大一番「JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ」についてお話ししたいと思います。

9月の日本女子プロゴルフ選手権出場については、みなさんにもお伝えしました。歴代優勝者として、その場に立たせていただくことに感謝し、精一杯のプレーをしましたが、残念ながら予選通過はなりませんでした。ただ、そこでプレーすることで、後輩たちに伝えられることがあるのではないか、という気持ちもありました。

それとは別に今年の大きな目標に掲げていたのが、明日からの「JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ」での優勝です。

45歳以上の選手に出場資格があるのが、女子のシニア、レジェンズツアー。年々、45歳以上の選手が増えるため、出場へのハードルはどんどん高くなっています。永久シード選手、レギュラーツアー5勝以上の選手以外は、ルーキーイヤーにQTで出場権を得る必要があります。ここでの実績が翌年の出場資格につながるのは、レギュラーやステップアップツアーと同じです。

幸い私は、ツアー7勝しているのでQTに出ることなく、理事退任後の昨年、レジェンズ“デビュー”を果たしました。最初の「太陽生命長生きカップ」は16位タイでしたが、公式戦の「JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ」では、残念ながら予選落ちしています。

今年はこれまでに2試合に出場して30位タイと16位タイ。3試合目が、レジェンズツアー最終戦の「JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ」になります。公式戦であること以外にも、この試合で私が勝ちたい大きな理由があります。故郷である山口県の下関ゴールデンゴルフ倶楽部での開催だからです。

今年が13回目の開催となる同大会は、2017年から山口県で開催されています。この年の会場だった周南CCは、私がとてもお世話になり、慣れ親しんだコースです。18年から現在まで舞台となっている現在の下関ゴールデンGCでの大会にも何度か行っています。ただ、理事時代には出場できず、昨年が最初の出場となりました。予選落ちはとても悔しいものでした。

中学卒業後、山口県を出てしまっている私は、あまり地元に貢献できているとはいえません。できたことといえば、帰郷のタイミングが合えば、父(現在は弟)が経営する練習場で毎週土曜日に行われているジュニアレッスン会に顔を出すことくらいでしょうか。

試合も、山口県での開催は少なく、出場したのは宇部CC万年池西Cで行われた1995年の「日本女子オープン」だけだと思います。私は2日目に78を叩いて2打足りずに予選落ちしています。

今回は、それ以来となる地元での試合です。シーズンの目標として、この試合の優勝を掲げてトレーニングや練習を行ってきました。「日本女子プロゴルフ選手権」で予選落ちした後も、キャディとしてサポートしてくれたコーチとともに、課題を見つけて取り組んできています。

いろいろな意味で、とても楽しみな「JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ」ですが、ひとつだけ残念なことがあります。長引くコロナ禍が理由なので、仕方がない部分だとは思うのですが、無観客での開催が決まったのです。ファンやお世話になった方々、両親をはじめとする家族などに、私の、そしてレジェンズの仲間たちのプレーを生で見ていただきたかったのですが……。

そんな中でも、みなさんにもレジェンズツアーの楽しさ、素晴らしさを伝えられるように試合では頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。

<ゴルフ情報ALBA.Net>