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10月5日は、ツアー通算3勝を挙げている一ノ瀬優希の誕生日。1988年生まれで、きょうで34歳。2019年にシード権を失い、ツアーの第一線を離れることを決断。男子ツアープロの谷口拓也と結婚し、20年10月には長女を出産した。

“オーバー30の戦い”を制した一ノ瀬優希と服部真夕【写真】

育児に励みながら、トーナメント中継の解説やレポーターなど、ゴルフ関連の仕事に携わったことで、思いが変わりツアー復帰を決意。21年のQTを受け、ランキング65位の出場権で今季3年ぶりにツアー出場を果たした。

ツアー以外でも7月に行われた30代以上の女子プロゴルファーによる9ホールペアマッチ「KURE Lady Go Cup」に出場し、服部真夕とのペアで優勝を遂げている。9月末のステップ・アップ・ツアー「Skyレーディス」でも、初日に67をマークし首位発進するなど、存在感を示した。

熊本県熊本市出身。プロゴルファーの父・喜一郎さんの影響で12歳からクラブを握った。当初は軽い気持ちだったが、父の指導もあり次第にゴルフ熱中していった。07年のプロテストに合格後、08年に初シードを獲得。13年「Tポイントレディス」で初優勝を飾った。

14年は「ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRカップ」、「サイバーエージェントレディス」で優勝し2勝を挙げるも、シーズン途中に左胸郭出口症候群に悩まされ戦線離脱。辛いリハビリを乗り越え15年の開幕戦で復帰。16年はJLPGAツアーのミーティング委員長としてツアーを牽引したが、プレーでは精彩を欠き賞金シードを喪失。18年に賞金ランク48位でシード復帰するも、翌19年には再びシードを手放した。

今季は「リシャールミル・ヨネックスレディス」で、3年ぶりに予選通過をして20位タイに入った。現在は育児とゴルフを両立するママさんゴルファー。「昔は完璧主義で練習もたくさんやっていましたが、今は育児があるので練習は短期集中。試合になったら、スコアをつくることを心がけています」と、以前とは違ったスタイルでゴルフと向き合っているという。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

■一ノ瀬優希　プロフィール＆成績

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