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6億超稼ぐ伯父と”初共演”した舞台 今野大喜が1打差2発進「攻め方は頭に入っている」

<バンテリン東海クラシック 初日◇29日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>

思い出深い“地元”大会で2年連続の好発進だ。マンデーをトップで通過して本戦の切符をつかんだプロ4年目の今野大喜が、7バーディ・2ボギーの5アンダー「66」をマークして、首位と1打差の2位で滑り出した。昨年は初日首位タイ発進を決めたが、4日間終わると35位タイ。今年こそは上位に踏みとどまりたい。

幸先よくスタートの1番でバーディを奪った今野は、3番パー4でティショットのミスからボギー。続く4番パー4では、7メートルのバーディパットが「コロンと、難しいパットが入ってくれた。あれで後半はいい流れになりました」。4番で流れを変えると3アンダー「32」でハーフターン。後半に入って14番パー4で3パットのボギーをたたいたが、15番から連続バーディで流れを取り戻してフィニッシュ。

「特別何かがよかったわけじゃないけど、ロングパットの距離感はよくなかった」と好スコアながらも反省の言葉が出る。「アマチュアの頃から出せていただいているので、ピン位置に対する攻め方は頭に入っている。いいコースマネジメントができた」と、“よく知るコース”で頭を使って攻略した。

岐阜県出身の今野にとって同じ中部地区の地元大会。大学1年生だった2015年には、初めてツアーに出場して4日間戦い36位タイに入った舞台。当時は伯父でツアー通算7勝で生涯獲得賞金6億5000万円以上稼ぐ今野康晴と初めて共演するなど、思い入れは強い。

アマ時代を含めて今年で5回目の出場。「こういう(難しい)コースなのでボギーは出るもの。ボギーになりそうなときでもいかにダブルボギーにしないかが大事。気持ちを切り替えて無理しないこと」と気持ちの持ち方もスコアメークに関係すると付け加える。

同じく中部地区で開催される今年の「中日クラウンズ」では、初日2位発進から、自己ベストの5位タイに入っている。「今日は耐えるところで耐えて、獲れるところで獲って、メリハリがあった。自分の中では高ぶりすぎず、練習ラウンドみたいな感じでできた」。気持ちが高ぶり過ぎて空回りすることもあったが、落ち着いている今週は中部で自己ベスト更新といきたいところだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>