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米シニア開幕戦の最終日はエルス、シン、エイムズの三つ巴 デビュー戦のデュバルは36位T

2022年PGAツアー・チャンピオンズの開幕戦、「三菱エレクトリック選手権・アット・フアラライ」が米国ハワイ州、ハワイ島のフアラライGCで開催。42名の精鋭が集結し、熱い戦いが続いている。

初日に「64」をマークし8アンダーでトップに立ったアーニー・エルス(南アフリカ)は出だしの2番から3連続バーディと伸ばしたが、5番パー3でティショットを池に入れてダブルボギー。「あれはクラブのミスジャッジだった。あそこまではとてもいいリズムだったのに、そこからはバトルになってしまった」とアイアンショットの精度を失った。

それでもその後3つのバーディを奪い、16番パー4では右に出たティショットが溶岩に跳ねてセミラフまで戻る幸運も。「あれは驚いた! OBでもおかしくなかったのに信じられない」とパーをセーブ。結果的には「68」をマークしトータル12アンダーでトップタイを守った。

そのエルスを捉えたのは同じ最終組みでプレーしたビジェイ・シン(フィジー)とスティーブン・エイムズ(カナダ)の2人だ。

シンは17番パー3で3メートル、エイムズは最終18番で2.5メートルを沈めてともにエルスに並んだ。第3ラウンドの最終日は再びエルス、シン、エイムズの戦いとなる。

1打差の4位タイにジム・フューリク(米国)、ミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)、ブレット・クイグリー(米国)、スティーブン・アルカー(オーストラリア)、そしてレティーフ・グーセン(南アフリカ)の5人がつけている。

前週はレギュラーツアーの「ソニー・オープン・イン・ハワイ」を戦ったフューリクは最終日に「65」をマークし42位タイ。「まだシーズン序盤でいろいろ調整中。とくにドライバーとロブウェッジを変えたので、ソニーではいいテストになった。最終日に向けてはとてもいい位置。とても楽しみだ」と逆転に意欲を見せた。

また、今大会でPGAツアー・チャンピオンズのデビュー戦を迎えたデビッド・デュバル(米国)は「長いあいだ、フル参戦から離れていた。今は緊張、興奮、充実感…、いろんな思いがあるが、再び戦えるチャンスが来たと思っている。今年の目標はとにかく楽しむこと。これから先のことは考えず、今はボールをフェアウェイに打つことだけを考えたい」と初戦を迎えた。初日は「74」と出遅れたが、第2ラウンドは「70」とアンダーパーをマークし、上り調子で最終日を迎える。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>