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三ヶ島かなのバッグには4Uが2本!「10yd刻みで入れる生命線のクラブ」【勝者のギア】

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇28日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

選ばれし40人が競った国内女子ツアーの今季最終戦は、2位に3打差の単独トップで最終日をスタートさせた三ヶ島かなが4バーディ・2ボギーの「70」をマーク。トータル11アンダーで2位に4打差をつけ逃げ切り、歓喜のツアー初優勝をメジャーという大舞台で飾った。

今季の平均飛距離230.03ヤード(66位)と飛ぶ方ではない三ヶ島にとって、4日間のFWキープ31回/56H、パーオン41回/72Hは決して上位の数字ではない。ただし、平均パット25.5回は堂々1位。ついたチャンスをことごとく決め、何度も跳ね返されてきた初優勝をようやく手にした。

そのバッグには4Uが2本あり、『SIM2 MAX』は「3Uとして使ってます」。今年の前半戦では距離の階段を揃えるため、3Wを抜いて47°のギャップウェッジを入れたこともあったが、UTだけは階段が“詰まって”見える。その際、自身のプレーに「UTは生命線」だと語っていた。

「UTとかのクラブを抜く選択肢は全くないです。UTは得意だし、長いパー3でも使いますし、パー5のセカンドで刻むときにも持つ。UTはクラブ選びとしては、アイアンのような感覚で、10ヤード刻みで入れている、生命線とも言えるクラブです。5番も外せない。ということで3番ウッドを外しました」

また、今年6月に1Wシャフトを『スピーダーNX』に変更。2年前から青木翔コーチに師事し球筋をフェードに変えたことで、アイアンシャフトも重めに変更した。様々な変化があったが、サポートするフジクラの担当者はこう話す。

「スイング変更やパワーアップで以前よりインパクトが長く厚くなり、先端スピードのある『エボ5』が合わなくなってきました。前に押し込める『NX』の先端の強さやヘッドを操作しやすい挙動を気に入ってくれました。三ヶ島プロは感覚が鋭く、少しでも違和感があれば変更してくれませんが、『NX』はすぐ実戦投入でした」

1W:ブリヂストン JGR(10.5°スピーダーNX50 SR)

3、5W:ブリヂストン JGR(15、18°スピーダーNX50 SR)

4U(3U):テーラーメイド SIM2 MAX(22°ダイヤモンドスピーダーHB 7S)

4、5U:ピン G410(22、26°ダイヤモンドスピーダーHB 7S)

6I〜PW:ブリヂストン TOUR B 201CB(MCI-70 R)

A、SW:ブリヂストン TOUR B BRM(50、57°N.S.PRO 950GH R)

PT:オデッセイ WHITE RIZE iX #1SH

BALL:ブリヂストン TOUR B X

<ゴルフ情報ALBA.Net>