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「水はもうたくさん! ジュースちょうだい!」ネリー・コルダ、暑さに負けず2位発進

<東京五輪ゴルフ競技(女子) 初日◇4日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>

最高気温が35度を超えた霞ヶ関カンツリー倶楽部。今週に入ってからすでに熱中症で倒れるキャディも出ているが、選手も集中力を保つのには一苦労だ。世界ランキング1位で乗り込んできた米国代表のネリー・コルダもそのひとりだ。

「ティアップするたびに頭がクラクラした。この暑さではメンタル面が大事。自分を保つことがとても重要」。照りつける太陽と芝からの照り返しで目眩(めまい)もあったというネリー。とにかく水分を補給することを心がけたというが、そこでも問題が…。

前日の会見では、同じく米国代表のダニエル・カンが、「暑いときは熱いものを飲む」と、温度変化を最小限に抑える水分補給をするとしていたが、ネリーの場合は、「1ホールで1本水を飲もうと思ったけど、水はもうたくさん。ジュースちょうだい! って感じ」と、飲むこともハードワークだったという。

そしてこの暑さはプレー面にも影響を及ぼしている。「暑いから球もよく飛んでいる。でも、男子競技のときより各日にグリーンが硬くなっている。色も茶色がかっているし、跳ねる場所が増えている」とショットのコントロールには苦戦した。

それでも首位と1打差の2位タイと好スタート。後半乱れたアイアンショットについては、「少し涼んでから練習場に行くわ」と、暑さに負けず調整を進める。姉のジェシカとともに表彰台をにらむネリーの残り3日間に注目。

<ゴルフ情報ALBA.Net>