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吉田優利、課題のパーオン率を克服、平均パット1位を活かす【勝者のギア】

<楽天スーパーレディース 最終日◇31日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) ◇6568ヤード・パー72>

21歳の吉田優利が初優勝で新規大会「楽天スーパーレディース」の初代王者に輝いた。5連続を含む8バーディ・2ボギーのチャージでトータル18アンダー。終わってみれば2位に3打差をつける圧勝だった。今年成人式を迎えた2000年度生まれの“プラチナ世代”では、古江彩佳、西村優菜に続いて3人目のレギュラーツアー優勝者となる。

2020−21のシーズン平均パットで「1.7621」の1位につける吉田。ここを活かす意味で、パーオン率を課題としていたが、今大会は41/54回(75.9%)と高い数字をマーク。結果的に得意を活かせる状況を作れていた。

「今週は3日間本当にショットが安定していたなと思っていて、パーオン率が課題だったので、どうにかバーディパットを打ちたいなと考えていたけど、そこを考えなくていいくらい、ショットが今回はグリーンをタッチできる回数が多かった。自分の得意なパッティングでどんどん決めていけたかなと思います」(吉田)

課題のパーオン率を上げるために、辻村明志コーチやトレーナーを含む“連携”が役立ったとも。

「私の考えですが、これだけ球を打ち続けている私たちにとって、ミート率とかクラブの軌道とかよりは、自分のスイング軌道だったり、それに合わせた体の使い方を覚えていかなきゃいけないのかなと。帯同のトレーナーさんだったり、コーチだったり、自分と三角形を結ぶように、話し合ったりするようにして連携を取れる状態にしていったのが一番良かったと思いますし、そこがアマチュアの時と違うかな」

ウッド系は契約するブリヂストンのやさしいモデル『JGR』が中心で、長く愛用している。また、ドライバーシャフトの『ベンタスブラック』はPGAツアー使用率の高いハードなモデルとして知られるが、サポートするフジクラの担当者は下記のように話していた。

「以前は『EVO5』でしたが、より安定感を求めて『ベンタスブラック』になりました。適度な硬さを感じられてスイングがルーズにならず、しっかり振り切ることを心がけられ、スイングの再現性が上がったそう。吉田プロはボールを拾う動きが非常に巧く、やさしいヘッドで『ベンタスブラック』のしっかり感を上手に活かしていますね」

【吉田優利の優勝ギア 】

1W:ブリヂストンTOUR B JGR(9.5°ベンタスブラック5S 45インチ)

3W:テーラーメイドSIM2 MAX(15°)

3,4U:ブリヂストン TOUR B JGR HY(19,22°)

5I〜PW:ブリヂストンTOUR B 201CB

GW:ブリヂストンTOUR B BRM ウェッジ(48°)

A,SW:ブリヂストンTOUR B XW-F(52,58°)

PT:オデッセイ O-Works ブラック #2W

BALL:ブリヂストンTOUR B X

<ゴルフ情報ALBA.Net>