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出たぞ281ヤード! 渋野日向子は全英に向け、スイング改造に手ごたえ「いい状態で行ける」

<楽天スーパーレディース 最終日◇31日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) ◇6568ヤード・パー72>

6月の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」終了後、海外メジャー「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」には出場せず日本ツアー3試合に出場した渋野日向子。これで19年に制した「AIG女子オープン」(全英女子オープン)へと向かうが、「いい状態で臨めると思います」と景気の良いコメントが飛び出した。

そこまで言い切れるの今年改造したスイングに手ごたえを感じているからに他ならない。「(変えたばかりの)3月、4月に比べると全体的に飛距離が伸びている。今は振れる状態までなってきた。もうマン振り(100%のショット)ができる。今は普通に振っても、3月から10ヤード以上伸びていると思う。振っても曲がらないという自信が出てきた」。スイングを体にしみこませ、7月から「追い求めていきたい」と話していた飛ばしの部分も徐々に上昇。

その一つの成果として、きょうは目標を立てていた。「(同組で飛ばし屋の)石川怜奈を一度でもアウトドライブしようと思っていました」。それを「振りちぎった」という18番で、石川のボールの17ヤード先まで飛ばし、ドライビングディスタンス計測ホールで281ヤードを叩き出した。「いい当たりだった。飛んで芯食えば距離は戻ってきている」と改造後落ちていた飛距離は取り戻しつつある。

そういった感触から「去年よりはいい状態で臨めるんじゃないのかな」と納得の仕上がりでの渡英にこぎつけた。「優勝争いができるとも思っていないが、自分のゴルフができれば予選通過できると思っている」。一昨年優勝し、昨年は予選落ちの「撃沈した」舞台。新たに生まれ変わった“スマイルシンデレラ”は、ゴルフ発祥の地でどんなプレーを見せてくれるのか。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>