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渋野日向子は『71』のラウンドにも前向き 「集中を切らさずボギーを打たないゴルフができた」

<楽天スーパーレディース 最終日◇31日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) ◇6568ヤード・パー72>

渋野日向子は4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「71」をマークし、トータル7アンダーで3日間の競技を終えた。順位は現時点で29位タイとなっている。

1番ホールからスタートした渋野は、前半3つのバーディを奪って、一時はトータル9アンダーで首位に4打差まで迫った。しかし、「8番のバーディパットが外れてから流れが悪くなってダボも打った」と、2メートルのバーディパットを外すと、続く前半最後の9番パー4で3オン3パットのダブルボギーを叩いて後退してしまった。

「最終的にはなかなかパーオンしないゴルフが続いた。耐えどころだと思ったが、もう少しなんとかなったゴルフだと思う」。後半に入って、10、11、13、14番とグリーンを外し、アプローチとパターでしのいできたが、15番で2.5メートルのパットを外してボギーとしてしまう。

16番ではアプローチをきっちり寄せてパーセーブ。前日にペタピンのバーディを奪った17番パー3では、1.5メートルにつけるバーディで一矢報いたが、最終18番パー5では2オンするもバーディが獲れず。結局、後半はスコアを伸ばすことができなかった。

それでも渋野は一定の成果を感じている。「この3試合のなかで一番ショットが安定していた。ボギーの数も少ない。そのなかでスコアを出したかった気持ちはあるが、なかなかパターが入らないなかで、集中を切らさずボギーを打たないゴルフができたのは良かった。アプローチで2つボギーとダボにしたが、それ以外は『お先』の距離に寄った。それは今までと違うととらえたい」と前を向く。大会3日間でボギーは1つ、ダブルボギーも1つだけだった。

渋野はこの後、8月19日に開幕する「AIG女子オープン」(全英女子オープン)に出場するために渡英する。「2週間あるので足りないところを練習したい」と渋野。課題を残す形となったが、19年にシブコフィーバーを巻き起こした大会で、笑顔のプレーを再び見せてもらいたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>