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オーガスタ女子アマ制覇で増えた米ツアーへの選択肢 梶谷翼は「気持ちが揺らいでいる」

「オーガスタナショナル女子アマチュア」で優勝、日本人として初めてオーガスタで優勝トロフィーを掲げた梶谷翼が20日(火)に帰国後会見を開き、今後の将来的な部分に言及。海外を見据えていることを明かした。

「優勝できてうれしいですが、周りがかなり盛り上がっているので困惑しています」と率直な感想を口にした梶谷。「この優勝はすごく意味があるものだと思います。優勝することによって全米女子オープン、AIG女子オープン(全英)への出場権ももらえました。いろんな選択肢ができたり、その次のステップを踏める」と話した。

その“選択肢”というのが今後の進路。小学校3年生のときに米国で開催された世界ジュニアに出場してから海外志向は強かったが、優勝前までは日本のプロテストを受験、日本ツアーを経てアメリカ挑戦というのが既定路線だった。

だが、優勝したことで別のルートでの米ツアーへの道が見えてきた。いきなりQスクールに挑むのは「今の実力だと体力的にも技術的にも厳しい」と現実的ではないとしたが、米国に行って自分を磨く選択肢も浮かんできた。「アメリカの大学に行くか、行かずともアメリカで1年とか2年とかゴルフ漬けの日々を送ってもいいかなと思う。向こうの大学は4年間通わなくても、プロになりたければなれる制度もあるので、色々悩んでいます」と早々に海を渡るプランも浮上した。

家族も「本気でやるなら好きにしたらいい。何事も中途半端はよくない。選んだ道で一生懸命やるならどこでもいいよ」と背中を押してくれているという。

同じ岡山出身で、優勝へのメッセージを自身のSNSなどで発信した渋野日向子について聞かれ、「同じ岡山でアマチュアのころから仲良くさせてもらっています。いつの間にか遠くに行ってしまったが、同じ舞台に立てるように頑張らないとなという思いがあります」と話した梶谷。憧れの先輩が活躍する舞台へ、最短ルートを考える。

<ゴルフ情報ALBA.Net>