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全米OPは男女とも観客動員へ 州外からのファンは“ワクチン接種”が義務化

USGA(全米ゴルフ協会)は19日、6月にカリフォルニア州で開催される「全米オープン」、「全米女子オープン」ともに制限つきながら観客を動員すると発表した。

全米女子オープンは6月3〜6日、サンフランシスコのオリンピック・クラブで、全米オープンは17〜20日にサンディエゴのトリーパインズGCで開催される。

入場可能な人数は発表されていないが、カリフォルニア州の住民は新型コロナウイルスのワクチン接種が大会の14日前までに完了していること、もしくは陰性の検査結果を提出すること。また、カリフォルニア州外からの観客は、大会14日前までにワクチン接種を完了している証明の提出が必要となる。

ワクチン接種に関わらず、観客、ボランティア、スタッフらは常にマスクを着用すること、ソーシャルディスタンスを守ることなどが発表には明記された。

「昨年の全米オープンはファンから受けるエネルギーがなく、とても寂しかった」と大会ディレクター・マネジャーのジョン・ボーデンハマー氏。「カリフォルニア州の保険局などと協議した結果安全を確保しながら、大会を観客と共有できると決断。今後も選手、ファン、関係者の安全を注視して開催する」とコメントを発表した。

すでに大会チケットを購入している人には大会から直接連絡が入るという。

米国男子のPGAツアーでは3月のフロリダシリーズ以降、限定的な観客動員が行われ、先に行われた「マスターズ」も人数制限はされたが“パトロン”がコースに入り開催された。

一方で米国女子ツアーでは昨年7月のツアー再開後は、いまだファンの入場がされておらず、メジャー初戦の「ANAインスピレーション」も無観客で開催された。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>