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小祝さくらは21年3勝目ならず 流れに乗れない1週間に「実力がまだまだ」

<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇18日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6501ヤード・パー72>

最後までグリーン上に悩まされた1週間だった。4打差の8位タイから首位を追いかけた小祝さくらは、スコアを3つ伸ばしたものの優勝には届かず。トータル9アンダー・2位タイで3日間を終えた。

「納得いかないパットが多くて、それに悩まされた1週間でした」と唇をかんだ小祝。2日目には2メートルを3パットしてダブルボギーを叩くなど苦しんだ。この日は普段朝練習で使用している真っ直ぐのレールを敷いて、その上を転がす練習も行ったが、最後まで納得のいく結果が残せなかった。

「きょうは恐る恐る打ってしまっていましたね。打ち方を色々と考えてしまっているのでシンプルに考えようと思います」

流れも悪かった。8番で「距離も長く、下りで簡単ではない」バーディパットが決まり、続くホールはパー5。ギアの上げどころだったが、2オンを狙ってグリーン近くまで運んだ3打目を寄せられずパーとなった。「本当に流れが大きく変わりました」。その次の10番ではボギー。乗って行けないまま18ホールが過ぎ去った。

目標に掲げる賞金女王に向け、2位まで順位を上げたことは評価できそうだが、「トップとも差がありますし、自分の実力もまだまだかなと思います」とスッキリとはしない。前週はプレーオフで惜敗。2週連続のモヤモヤを、来週こそ振り払いたい。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>