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「一緒に五輪へ出よう」 金谷拓実が松山英樹と交わした約束

<東建ホームメイトカップ 最終日◇18日◇東建多度CC・名古屋(三重県)◇7081ヤード・パー71>

松山英樹による「マスターズ」制覇の興奮が覚めやらぬ中で開幕した、「東建ホームメイトカップ」。2021年初戦を制したのは、“第二の松山”と期待を集める金谷拓実だった。

単独首位で迎えた最終日は、強風が吹き荒れる中で3バーディ・2ボギーと1つ伸ばしてホールアウト。一度もトップの座を譲らずに、トータル11アンダーでプロ2勝目(通算3勝目)を決めた。

これで賞金ランキングもトップに浮上。目標とする世界ランクトップ50へも近づいた。「トップ50に入れば、いろんな出場資格もあって米国の試合にも出られる」と、目指すのは松山のいる米ツアー。実は2日目を終えて、松山とは電話で話していた。

東建-開幕前の14日、松山が凱旋記者会見を実施。これを見ていた金谷から電話をかけた際、「『一緒に五輪へ出ようぜ』と言ってもらった。本当に頑張りたい」と、激励を受けて最終日に臨んでいた。

7年前、史上初のルーキーイヤーで賞金王に輝いた松山。大先輩と比べられるのは、うれしい反面「まだ申し訳ない気持ち」と語った金谷だが、着実にその背中に追いつくべく歩みを進めている。「もっともっと頑張って、いいプレーヤーになりたい」と、さらなる活躍を誓った。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>