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“缶づめ生活”はちょっと不安だけど… 渋野日向子アジア連戦へ気合「初日から“いけいけゴーゴー!”」

<ロッテ選手権 最終日◇17日◇カポレイGC(米ハワイ州)◇6563ヤード・パー72>

現時点で6月末までをメドに進む渋野日向子の海外転戦は、ハワイでの2戦目が終わった。2週前のメジャー大会「ANAインスピレーション」は予選落ちとなったが、今週はショット面での安定感も見せながらトータル13アンダー・33位タイという結果だった。

この試合を終えると2週後から始まるアジア転戦に向けシンガポールに渡り、4月29日開幕の「HSBC女子世界選手権」(セントーサGCタンジョンC)に出場。さらに翌週にはタイに入り、5月6日開幕の「ホンダLPGAタイランド」(サイアムCCパタヤオールドC)と戦っていく。

シンガポールは2019年の「全英AIG女子オープン」優勝で得た権利で、タイは推薦での出場となる。ただ現地では、厳しい外出制限も予想されている。「たぶんホテルとゴルフ場の行き来のみ。ご飯がどうなるか…。餓死しないように気をつけないと」というのが目下の心配事だ。昨年の全英出場時も同じような状況で、その時は「かなり精神状態がやばかった。それをもう1回やるとなると、ちょっとしんどい」と、生活面を考えると気分は重たくなる。

だがゴルフ面でいうと、ともに予選カットがない試合で、来季出場権獲得に向けたポイントを得るため格好の試合となる。「ありがたいです(笑)。(2大会で)8日間は絶対に回れるので。カットがないし、初日から“いけいけゴーゴー!”でいけたらいいかなと思います」。うっぷんはコースで晴らすつもりだ。

ここからも2人旅のパートナーでもあるマネージャーが「心のよりどころが必要でした(笑)」と、大きな支えとなる。それを終えると再び米国本土に戻るという旅程が組まれる。「生きてアメリカに帰ってこられるように頑張ります(笑)」。その後の戦いも踏まえ、まずはアジアで大きな成果をつかみとりたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>