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比率は“プラチナ2:黄金1” 平均21歳…今週も若い最終組が実現!【きょうの注目組】

<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇18日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6501ヤード・パー72>

“火の国決戦”は2日目を終え、初優勝を狙う黄金世代の高橋彩華がトータル10アンダーのトップに立った。それを1打差で追うのが古江彩佳、吉田優利のプラチナ世代2人。今大会も平均年齢21.0歳の若い最終日最終組となった。

トップの高橋は、今年ここまでの6試合で3位が2度。黄金世代10人目の優勝者に最も近い選手といえる。「優勝争いになると力んでしまう部分が多いので、リラックスしながら、練習ラウンドのようにショットを打ちたい」。自らの“武器”をフルに生かして、悲願を射止めることはできるか?

そして昨年3勝を挙げ、現在賞金ランク2位につける古江にとっては、今週がひさしぶりの優勝争いとなる。21年に入って、ショットにばらつきが出たこともあり調子を落としていたが、先週は8位タイと復調の兆しがみえていた。「優勝したい気持ちはありますが、自分自身に集中してプレーしたい」。優勝経験という意味では分があるだけに、冷静なプレーを見ることができそうだ。

そして21歳の誕生日だった前日に「66」をマークし、一気に優勝戦線に浮上してきたのが吉田だ。アマチュア時代は、同一年に「日本女子アマ」、「日本ジュニア」の2冠達成など輝かしい実績を積んだが、プロ入り後はトップ10も1度もない状況が続いている。「難しいコースなので、何があるか分からない。自分のプレーに集中したい」。その真価を熊本で見せつけることはできるか?

その下を見てもつわものがそろう。2打差には古江、吉田のさらに1つ下の世代の山下美夢有や、地元熊本出身のアマチュアで高校3年生の竹田麗央(りお)が続く。その2人とともに回る笠りつ子も、地元優勝に向け気合十分だ。このほか上位陣はまだまだ僅差。果たしてトップでゴールテープを切るのは誰になるのか?

<ゴルフ情報ALBA.Net>