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一寸先はピンチ? 渋野日向子が乗り越えた“不運”「ボギーにならなかった自分かっこいい(笑)」

<ロッテ選手権 3日目◇16日◇カポレイGC(米ハワイ州)◇6563ヤード・パー72>

6バーディ・ノーボギーの「66」をマーク。スコアをトータル11アンダーまで伸ばし、順位も前日の41位タイから23位タイまで上げた渋野日向子は、“不運”を乗り越えてのボギーフリーラウンドとなった。

スタートホールとなった1番から3連続バーディ。「めちゃくちゃ気持ちよかった!」と、幸先よくムービングデーを滑り出した。しかし、前半終了間際にナイスショットが一転ピンチに変わった。

それが9番パー4のセカンドショットだ。この日も18ホール中14ホールでパーオンに成功するなど、ショットが好調。ここでも完璧にピン筋をとらえる一打を放った。しかし、このボールはコースが“良すぎて”ピンに直撃。グリーンを飛び出し、簡単ではないアプローチが残ってしまった。

「あれは一番悔しかった。めっちゃ良いと思ったのに、“なんでやねん”って」。そこから58度のウェッジで1.2メートルまで寄せてパーと、事なきを得たのは幸い。「日頃の行いの悪さ…(笑)。でもあそこでボギーにならなかった自分かっこいいなって(笑)」と、笑い話に変えることができた。

後半17番パー5でもティショットを右に曲げ、「一番入れてはいけないバンカー」からのセカンドショットを強いられた。しかしここでもなんとかパーを拾い、ピンチを切り抜けると「いいパーセーブが次のホールのティショットにも影響してくれて、最終ホールも獲れた」と上がりバーディにつながった。

「ショートアイアンに関しては、風もなかったしピンを狙っていきやすかった。バーディチャンスも多く、最初から狙っていけた」と、前日までと同様、改造中のスイングなどに手応えを感じている。首位のリディア・コ(ニュージーランド)との差は10打あるが、最終日もこの上昇気流にしっかりと乗っていきたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>