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「サンキュー!なんて、よほど嬉しかったんだろう」 恩師が明かす表彰式直後の“優勝報告”

<マスターズ 最終日◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>

アジア人初の快挙を達成した松山英樹。10回目の「マスターズ」で、ついにその頂点に立った。

グリーンジャケットを着て表彰式に臨み、両手で大きく万歳。パトロンに向かって「サンキュー!」と笑顔を見せた。この直後、東北福祉大で表彰式を見守っていたゴルフ部の阿部靖彦監督のもとに、松山から電話が届いた。

「びっくりしました。言葉は少なかったですが、“監督”という言葉で全てが伝わりました」。これに“おめでとう、またな”とだけ伝えて電話を切った。大学在学中の2013年にプロ転向。米ツアーに本格参戦する際に、阿部監督は「10年は帰ってくるな」と激励した。その8年後、マスターズチャンピオンというこれ以上ない吉報を届けてみせた。

表彰式でも決して言葉数は多くなかった松山。「あんな大げさなサンキューなんて、よほど嬉しかったんだろう」と、あの満面の笑みは確かに心からの喜びを伝えていた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>