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“問題発言”J・トーマスがアブダビ選手権参戦 「より良い人になるためのプログラム受ける」

同性愛者差別発言をしたことでラルフローレン社から契約解除となったジャスティン・トーマス(米国)が、今週の欧州ツアー「アブダビHSBC選手権」(1月21〜24日・UAE)に参戦する。

15日の解除通告後、初の登場とあってどんな姿で現れるかにも注目が集まるなか、18日はラルフローレン社のポロシャツを着用したトーマス。しかし翌日の火曜日以降はブランド不明の無地のポロシャツで調整を重ねた。

大会前のインタビューでは、「ラルフローレン社は世界的なブランド。彼らは自分たちの、しなければならないことを行っただけ。同社をとても酷い立場に立たせてしまったことを深く悔やんでいる」と反省の弁もこぼれた。

さらに「彼らの決定を尊重し、僕はこれからより良い人格を形成するための“トレーニング・プログラム”を受けるなどしていきたい」とも。その内容については公表せず、「個人的なものとしてとどめておき、これから自分がなるべき人へ歩んでいきたい」と語るのみだった。

また他の契約スポンサーである、シティグループ、タイトリスト、フットジョイなどともコンタクトをとった結果、「彼らは今回のことは僕が成長する機会になると理解してくれた」とラルフローレン社に続く契約解除はないとした。

同大会の予選ラウンド2日間を同組でプレーするローリー・マキロイ(北アイルランド)は、トーマスを良く知る友人の一人でもある。「ここ数日間、JTは非常にきちんと対応してきた」と失言のあとの対応を評価し、「JTは本当に良い奴だ。誠実でとてもユニーク。彼の犯した間違いが良くなるわけではないが、この年齢、さらに今の時代は過ちはもう許されない。JTは素晴らしい人だが、今回は間違いを犯した。ここから学んで未来へ進んで欲しい」と叱咤激励した。

21日に行われる初日にトーマスは、マキロイ、リー・ウェストウッド(イングランド)とともに現地時間午前7時30分(日本時間午後0時30分)に10番ティから競技を開始する。

<ゴルフ情報ALBA.Net>